2016-04-02 本日は「似たアイデア」「パクリ論」の記事集
漫画とオリジナリティについて、いしかわじゅん氏が論ず。(「漫画の時間」)
見つからないと思ってた本が見つかったので資料を追加。
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- 作者: いしかわじゅん
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2000/10
- メディア: 文庫
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…<絵>は、その漫画の命…それは当然、自分だけのオリジナルなものであるはずだ。
どんなにカッコよくったって、いやカッコ良く見えたって、誰かがすでに一度描いた絵では、それは<うまい絵>ではない。単なる、人まねがうまい絵だ。
(略)
ひとりの漫画家が、何年もかかって、ある場所までたどり着く。振り返れば…あとから来る者は、同じ道をたどろうと思えば何の苦労もなく、その地点までは進むことができる。そして、そこから彼のキャリアをスタートさせれば、そりゃもりとん楽である。他人が艱難辛苦の末作り上げた基礎を、そっくりそのまま借りてしまえば、そりゃどうしたって楽である。
(略)
そんなことが自分の仕事において本気でできるほど自尊心に欠けたクリエイターは、まさかいないだろう。いや、絶対にいないと、ぼくは信じたいのだ。
ところが…
えっと、ごめん、字数が多いので画像に変更。
こちらのほうが読みやすいかも
http://f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gryphon/20160402/20160402121334_original.jpg?1459566841
このあと、いしかわじゅん氏は大友克洋、江口寿史や、自分の作品のパクリを挙げて、いろいろ糾弾しているのだけど、もちろん「模倣を経てオリジナルになる」ということにはちゃんと容認、称賛している。
…ちょっと注意してほしいのは、<模倣>と<影響>は別ものだということだ。(大友とメビウスの例を挙げる、そして大友の追随者のことを挙げ)…追随者はいつの間にか、消えてしまった。あんなに大量にいたのに…(略)一部は業界から本当に消え…ほんの少数の一部は、自分の絵柄を見つけてオリジナルとなった。つまり、そのほんの少数は、模倣ではなかったのだ。江口のエピゴーネンも、実に多かった。
(略)
では、<模倣>と<影響>は、どこで見分けるのか。
抽象的なようではあるが、その一番の違いは、<志>だろう。志の貧しい漫画には、貧しい匂いがある…
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