「iPhone SE」が発売開始され、その日のうちに分解レポートが公開された。僕は「iPhone SE / 64GB / スペースグレイ」を購入し「iPhone 6s Plus」から置き換えて使ってみているが、やはり片手で操作できるのは便利だ。
ところで、「iPhone SE」は「iPhone 6s の内部を持った iPhone 5s」であることが分解レポートで明らかになったが、実際にiPhoneを分解するというのはどのような作業が必要とされるのだろうか。内部の美しさに拘っているAppleだが、実際本当にiPhoneの内部は美しいのだろうか。
以前、「MacBook Air」のバッテリー交換サービスを開始したことを伝えた、iPhone修理・Android修理・パーツ・アクセサリ販売の専門店「SMART」の協力のもと、gori.meとして初めてiPhoneの分解作業に立ち会わせて頂くことができた!
まさに本当の「開封の儀」!慣れた手つきで次々と分解される様子にも興奮したが、何よりもリアル基盤を前にして思わずフガフガしてしまったのは言うまでもない。う、美しい!
普段、気にも留めないiPhoneを構成する部品を単体で見ることができるので、「iPhone SE / 16GB / ローズゴールド」の分解レポート、どうぞご覧あれ!
※今回、特別にiPhoneの修理に関するgori.me読者限定の特別キャンペーンも用意して頂いたので、近々iPhoneを修理したいという人は最後まで読み進めるべし!
ネジ数本で取り外されたディスプレイ/フロントパネル
まずはフロントパネル/ディスプレイの部品をバックパネルと分離させるところから始まる。底面にあるネジを外し、ヘラのような道具でこじ開けると……
……開いた!あっさりすぎてビックリ。
バッテリー部分が出現。やはりデバイスの大部分はバッテリーだ。
この時点で既に「iPhoneの内部は美しい」ということは事実であるということが言える。他のデバイスの内部を見たことがないので相対的に美しいかどうかは分からないが、正直これほど綺麗に整っているとは思っていなかった。
まだフロントパネル/ディスプレイの部品は本体とネジで取り付けられていたため、それらのネジを取り外す。
意外と指先でガツガツ取り外していたことにも驚いた。
フロントパネル/ディスプレイ用部品と本体、無事切り離し完了!
Lightningポートやスピーカー、iSightカメラなど
続いて本体下部の方に取り付けられているパーツを取り外し始めた。ドライバーに加え、強そうなピンセットのような道具が登場。
またヘラが登場。テコの原理を思う存分駆使して次々と細かい部品を抜き出している。
これがLightningポート、ヘッドホン端子、スピーカーのワイヤー部分。全てこのように繋がっている。
これがスピーカー。単体で見ても全く分からない。
これが外向き(iSight)カメラ!「iPhone SE」は「iPhone 6s」と同じカメラを搭載している。
意外と苦戦したバッテリーの取り外し!ドライヤー登場
次にバッテリーを取り外す作業に取り掛かったのだが、突然、ドライヤーのような道具が登場。どうやらバッテリーの裏に取り付けてある接着テープを温め、バッテリーを取り外ししやすくすることが目的のようだ。接着テープを取り外している図。チューインガムのような伸び方。
無事バッテリーの取り出し成功!今回、分解作業を行って頂いたSMARTの藤澤さん曰く「普段はもっと綺麗に取れる」とのこと。
「iPhone SE」のバッテリー容量は1,624mAhであることが判明。
ここで「iPhone 5s」のバッテリーと比較して見ることに。「iPhone 5s」の容量は1,560mAhだった。「iPhone SE」は「iPhone 5s」と全く同じ外観かもしれないが、電池容量は64mAh増えているようだ。
左が「iPhone SE」、右が「iPhone 5s」。
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