小学6年生の山本健太郎さんが書いた『文房具図鑑』を読みました。とても話題になっている本ですので、ご存じの方も多いと思います。
お母様が書いた「はじめに」によると、「1年かけてコツコツと文房具の事を綴り、夏休みの自由研究として学校へ提出した図鑑」なのだそうです。
Amazonの箱を開けた瞬間、「わあ、すごい!」と思わず声に出してしまった本など、そうそうないのですが、この『文房具図鑑』は、表紙からもう、文具好きなら笑顔になってしまう楽しい本なのです!「本にしたい」と思うのも納得。
「はじめに」に続くページに、手書きの「本書の使い方」があるのですが、「「芯」という字がまちがっています。」とか、「もしその文具をかって使い心地がわるくてもせきにんはとりません!!」とか、とても可愛らしい!何十冊もの本の出版に関わってきましたが、これほど読みたくなる「本書の使い方」はいまだかつてないかもしれません。だいたい、読み飛ばされやすいページだと思っていますし。
文房具の解説がいいとか絵が面白いなどの感想は、この本には不要ですね。ときどき、おじいさんみたいな口調だったり、かなり上から目線だったりするのも面白おかしくて、思わず声を出して笑ってしまいます。そこは、じっくり読んで楽しんでいただくとして、本として素晴らしいのは、健太郎さんが紹介している文具について、各メーカーからのコメントが載っていることです。
コメントは、健太郎さんが誤解していると思われることについての補足説明や、目の付け所の素晴らしさに感心するもの、お勧めの使い方など、多岐に及びます。本文と合わせて読むことで、知らなかったことを一緒に知ることができて、とても勉強になります。
また、巻末の「特別付録」にある、家族、お友達、先生からのメッセージ(手書きのものもある)は、皆さんの心が感じられてこちらまで温かい気持ちになります。
これはもう、数年後に第2巻を読んでみたいので、健太郎さんにはぜひ図鑑の続きを書いていって欲しいです。
▼海老名久美:
フィーリング重視のガジェッターでライターで翻訳者。「SPEAQ」の中の人。
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4月9日(土) 記録をもとにリピートタスクを最適化する
『なぜ、仕事が予定どおりに終わらないのか?』(佐々木正悟・著)の内容をベースに、タスクシュート時間術、すなわち仕事を予定どおりに終わらせるための時間管理の考え方とツールを駆使した具体的な方法をお伝えします。
今回のテーマは、
-記録をもとにリピートタスクを最適化する
です。
タスクシュート(TaskChute・たすくまの総称)の根幹を成す要素の1つであるリピートタスクについて掘り下げます。
リピートタスク、すなわち繰り返し行うタスクは、繰り返し行うがゆえに一週間、一ヶ月といったスパンで見たときに相対的に大きな時間を占有することになります。
言い換えれば、リピートタスクにかける時間を最適化することで、それ以外の活動に使える時間を増やすことができるのです。
やりたいことや好きなことに思う存分時間を使うためには、それらに心おきなく没頭しても支障が出ないような「備え」が欠かせません。その「備え」を淡々と積み上げるうえで主役となるのがリピートタスクです。
リピートタスクが充実するほどに、時間活用の精度がアップします。野球でいえばバッドの芯でボールをとらえられるようになるイメージです。
- 一日のスケジュール調整に時間がかかって困っている方
- 増えすぎたリピートタスクを見直したいとお考えの方
- 限られた時間をもっと有意義に活用したいとお考えの方
好評いただいている個別相談の時間もご用意していますので、知識としては理解できているとは思うものの、なかなか実践に結びつけられず苦戦している、という方は、ぜひこの機会にブースターとしてご活用ください。
本日時点で、残り3席ですので、ご検討中の方はお早めに。
» 仕事を予定どおりに終わらせたい人のための「タスクカフェ」@渋谷
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