雪のリゾート地のブランド化を 東北観光提言案

雪のリゾート地のブランド化を 東北観光提言案
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東日本大震災で落ち込んだ東北の観光の復興策を検討する有識者会議は、2020年までに外国人宿泊客を150万人にするため、雪のリゾート地のブランド化や、被災地を巡る修学旅行の誘致に力を入れることなどを盛り込んだ提言案の骨子をまとめました。
復興庁の有識者会議がまとめた提言案の骨子によりますと、震災のあと一時は半数以下にまで減った外国人宿泊客を、2020年までに去年の3倍の150万人とする政府目標を実現するため、雪が多い東北の気候を生かし、北海道のニセコに並ぶような雪のリゾート地のブランド化を図ることを提案しています。
また、仙台空港をLCC=格安航空会社の路線の拠点とするとともに、羽田空港や成田空港などからの観光ルートを構築し、外国人が訪れやすい環境を整える必要があると指摘しています。
さらに、被災地を「学びの場」として活用し、沿岸被災地や福島を巡る修学旅行の誘致などに力を入れる必要があるとしています。
復興庁の有識者会議は、この骨子を基に今月中に提言をまとめ、高木復興大臣に提出することにしています。