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 新潟東署(新潟市中央区)の留置施設で昨年、留置人から預かっていたセカンドバッグが誤って廃棄されていたことが、県警への取材でわかった。県警は持ち主に謝罪して弁償。再発防止のため、県内の警察署に管理の徹底を指示したという。

 県警留置管理課によると昨年8月、署の留置施設にいた男性から預かっていたセカンドバッグがなくなっていることに署員が気付いた。署の留置管理課が調べたところ、課員が別の留置人の持ち物を保管庫から取り出した際、男性のセカンドバッグもいったん取り出し、そのまま戻すのを忘れていた。数日間、署内で放置され、別の課員が留置人から預かった物ではないと思い、廃棄してしまったという。

 県警は持ち主の男性に謝罪して弁償。県警内の会議や文書で管理の徹底を改めて周知したという。弁償額は明らかにしていない。