「報ステ」古舘キャスター最終回「(降板は)私のワガママです」

2016年3月31日23時28分  スポーツ報知
  • 古舘伊知郎キャスター

 テレビ朝日系ニュース番組「報道ステーション」(月~金曜・後9時54分~)のメインキャスターを12年間にわたって務めた古舘伊知郎さん(61)が31日、最後の出演を終えた。

 番組冒頭で、都心の桜が満開になったニュースを伝えた後で「古舘伊知郎、私としては今日が最後の出演になります」とあいさつした古舘さん。エンディングで「もっともっとざっくばらんにニュース番組をやりたかったですが、現実は甘くなかった。正直言うと、窮屈になってきまして、自分なりの言葉で皆さんを楽しみませたいと思ったのが(降板の)真相です。私のワガママです」と話し視聴者に別れを告げた。

 昨年12月、自らの申し出で降板することを発表していた古舘さんは、久米宏さん(71)が18年半キャスターを務めた「ニュースステーション」の後を継いで、2004年4月5日から12年間にわたって出演。他の民放ニュース番組を大きく上回る平均13%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を超える高視聴率を記録してきた。

 一方、昨年3月には、コメンテーターからの降板が決まった元経済産業省官僚の古賀茂明氏(60)と番組放送中に激しいバトルを繰り広げ、自民党が同局幹部から事情聴取を行う騒動などもあった。

 4月11日からの後任キャスターは、同局の富川悠太アナウンサー(39)が務める。

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