JR各社 可燃性液体の車内持ち込み 全面禁止へ

JR各社 可燃性液体の車内持ち込み 全面禁止へ
k10010465391_201604020600_201604020601.mp4
東海道新幹線で去年起きた放火事件などを受けて、JR各社は安全対策を強化するため、全国の新幹線と在来線の車内にガソリンなどの可燃性の液体を持ち込むことを全面的に禁止することを決めました。
東海道新幹線では去年6月、男が車内に持ち込んだガソリンをかぶって火をつけ、乗客の女性が巻き添えになり2人が死亡する事件がありました。
さらに来月には伊勢志摩サミットが開催されることなどから、JRは安全対策を強化しようと、全国の新幹線と在来線で、車内にガソリンや灯油、軽油などの可燃性の液体を持ち込むことを全面的に禁止することを決めました。
JRではこれまで、国鉄時代からの規則で、可燃性の液体でも重さが3キロ以内であれば車内への持ち込みを認めていました。今後、車内へのガソリンなどの持ち込みが分かった場合、最寄りの駅で降車を求められることになります。
JRは規則を改正し、大型連休前の今月28日から禁止の措置を始めるということで、今後、駅やホームページで注意を呼びかけることにしています。
また、首都圏や近畿地方などの28の私鉄や地下鉄でも同じように、今月28日以降、可燃性の液体の持ち込みを順次禁止する措置を取るということです。