大手デパート売り上げ 4社が前年同月を下回る
大手デパート5社の先月の売り上げは、衣料品の販売不振に加え、これまで好調だった高級時計や宝飾品などの高額商品の販売が落ちこみ、5社のうち4社で去年の同じ月を下回る厳しい結果となりました。
大手デパート5社が1日に発表した先月の売り上げの速報値によりますと、グループ全体の売り上げは、阪急阪神百貨店が去年の同じ月に比べて1.6%増加した一方、大丸松坂屋は7.1%の減少となったのをはじめ、そごう・西武が5.7%、三越伊勢丹が2.9%、高島屋も1.2%それぞれ減少し、5社のうち4社で去年の同じ月を下回る厳しい結果となりました。
これは、薄手のコートやセーターなど衣料品の販売不振が続いていることに加えて、これまで好調が続いていた高級時計や宝飾品などの高額商品の売り上げが落ちこんだことが主な要因です。各社は、外国人観光客向けの化粧品や雑貨の販売は堅調が続いているとしていますが、デパートの業績を支えてきたいわゆる富裕層の消費にかげりがうかがえる結果となりました。
デパートの担当者は「年明けからの株式市場の混乱の影響が出始めたとみている。いわゆる中間層の消費も厳しく、今後もマイナス傾向が続くか慎重に見極めたい」と話しています。
これは、薄手のコートやセーターなど衣料品の販売不振が続いていることに加えて、これまで好調が続いていた高級時計や宝飾品などの高額商品の売り上げが落ちこんだことが主な要因です。各社は、外国人観光客向けの化粧品や雑貨の販売は堅調が続いているとしていますが、デパートの業績を支えてきたいわゆる富裕層の消費にかげりがうかがえる結果となりました。
デパートの担当者は「年明けからの株式市場の混乱の影響が出始めたとみている。いわゆる中間層の消費も厳しく、今後もマイナス傾向が続くか慎重に見極めたい」と話しています。