2月の車の生産台数 3か月連続減

主な自動車メーカー8社が先月国内で生産した車の台数は、トヨタ自動車が国内工場の稼働を一時停止したことなどから、前の年の同じ月を7%余り下回り3か月連続の減少となりました。
主な自動車メーカー8社の発表によりますと、先月国内で生産された車の台数は72万853台で、前の年の同じ月に比べて7.4%減少しました。
これは、去年4月の軽自動車税の引き上げの影響で軽自動車を中心に国内販売の低迷が続いていることに加えて、トヨタ自動車がグループの鉄鋼メーカーの爆発事故を受けて、国内の工場の稼働を一時停止したことなどによるもので、国内生産は3か月連続の減少となりました。トヨタ自動車によりますと、工場の停止による生産の遅れはおよそ9万台分に上るということで、「来月から残業や休日出勤などの対応を本格的に行い、ことしの8月から9月までに生産の遅れを取り戻したい」としています。
一方、海外での生産台数は、前の年の同じ月より8.6%増えて140万3511台となりました。このうちホンダとマツダ、それに富士重工業の3社が、2月としては過去最高となり、販売が好調なアメリカなど海外市場に依存する構図が続いています。