「汝の食物を医者ともせよ。食物で治せない病気は医者にも治せない」 ギリシャ医聖ヒポクラテス
要するにこれは、医者が病気を治すのではなく、良い食事をすれば、身体が自動的に快方に向かうから、医者は身体が治っていくように指導するだけでよいと云っているのです。
「医者や薬や手術が病気を治す」という幻想にとらわれすぎていると、治る病気も治らなくなると思います。
環境負荷という言葉をご存じですか?
最近よく耳にする言葉です。
私達は、自然環境(地球環境)を利用することで近代的な都市環境、豊かな生活を維持しています。
当然ながら、手を加えすぎると環境に負担をかけることになります。
これが環境負荷です。
ある程度までの環境負荷は、自然界の自己回復力が働き環境を整え始めます。
例えば、山火事で荒れてしまった山肌も、しばらくすると新しい芽が出て木が育ち、山は緑に覆われていきます。
また、木や布や食品を使い捨てたり、燃やしたりしてもそれらは沈殿、分解、拡散などをされて自然界は修復されてきました。
しかし、自己修復力にも限界があります。
限界を越えた環境負荷、自然が持つ修復力では解消しきれない環境負荷(大量のプラスティックの廃棄など)をかけ続ければ やがては回復不能に陥ります。
自然が持つ修復力では解消されなかった環境負荷は、すなわち環境問題となり私達人間を始めとした生物全体に悪影響を及ぼします。
地球環境や生態系に与えられている環境負荷には、例えば二酸化炭素の増加による温暖化現象や化学物質を使う工場による大気汚染、自動車の排気ガス汚染などが在ります。
たしかに昨今、大企業を中心に、環境負荷対策をしている企業が増えています。
日本企業はその分野では先端を走っていてくれます。
しかし、私達は監視の目を緩めてはいけません、
環境負荷を少なくとも自然界の許容範囲内にまでは減らしていかなければなりません。
環境負荷対策に積極的に取り組んでいる企業を支援することが、間接的に地球の未来を救うことになると思います。
企業の取り組み状態なども随時資料をまとめて記事にしていきたいと思います。
私たちの自然治癒力
私達人間の身体もまた、生まれながらに備わっている自然治癒力があると云われています。
たまに暴飲暴食したり、徹夜で遊んでも直ぐには病気にならないものです。
たいていは、数日ほど体調の変調をきたしてしまっても、回復してくれます。
しかし、この回復力も、長期にわたり負荷をかけ続けていれば、いずれ、体調を崩して、病気へとつながってしまいます。
病気になったとしても、薬を飲み安静にして滋養の高い食事を心がければそれなりに健康は回復します。
ただ、人間の回復力には限界があります。
若いうちは耐えられた負荷が、ある年齢になると耐えられなくなり、さらに病気になってしまうと回復しにくくなります。
いつまでも自分の自然治癒力を過信していると取り返しのつかないことになる恐れがあります。
生活習慣・食生活・心のもちかたの改善
私達は、自分自身の自然治癒力の限界を越えてしまう前に、しなければならないことが在ります。
「生活習慣改善」、「ストレスの低減」、「食生活の見直し」、これらは直ぐにでも始めるべき事柄です。
自然治癒力、自己回復力の限界を越えないように、日々の生活習慣をもう一度見直し、健康的な生活を心がけたいものです。
これこそが健康に生きるための基本だと思います。
自己回復力、自然治癒力には、個人差があり、個人個人に強弱があるようです。
自然治癒力の強弱には、生きていくための代謝に必要な「必須栄養素」であるビタミン、ミネラル、植物性タンパク質、食物繊維、レシチン、EPA(エイコサペンタエン酸)及びDHA(ドコサヘキサエン酸)などがバランス良く摂取できていて、身体が良い状態にあるかどうかにかかっていると言えそうです。
バランスの良い食生活に関しては、改めて記事にしていきます。
癌にいったんなってしまったら、癌細胞を攻撃する治療を受けないと治らないというのが、一般的な考えです。しかしこれは必ずしも正しくありません。少なくとも、何らかの理由で常に発生している少数の癌細胞は、免疫力が適切に維持されている限り、それが増殖する前に排除されています。
つまり、免疫が正常である限り、私たちの体の中では、「治療など一切受けずに、常に癌が治っている」状況にあるのです。
大きな癌があってもいつのまにか自然と消えてしまう例が稀にあります。これを癌の自然退縮と呼んでいます。体の中で自然退縮を引き起こす状況を再現できれば、癌を治すことができます。その状況は何かを多くの研究者が研究してきました。
具体的な方法はまだ見つかっていないのですが、免疫力など体の治癒システムの活性化がカギであることに多くの研究者が気付いています。全身の栄養や血行を改善して生体の新陳代謝を高め、免疫力を高めて防御システムを回復させれば、治癒力が働いて徐々に癌細胞を減らしていくことも可能なのです。
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