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SpaceFlier

写真で綴る、趣味と猫と旅行のノート

私の考える「やっぱりフィルム写真が好き!」

いのっちさん (id:ino_null)、re:structureさん (id:restructured)、tako3さん (id:tako3ch)とtwitter

こんなやりとりをしておりまして

お題「やっぱりフィルム写真が好き!」

こんなお題ができました!(いのっちさんがサクッと作ってくれました。早い!ありがとう!)

ということで、約9年ぶりにフィルムカメラをいじりはじめたのですが、フィルム写真のいいところってなんだろな?と改めて考えてみることにしました。

時間の過ぎ方がちがう

一番大きな違いは「時間」でしょうか。
我が家には6歳の娘がいるのですが、最近手に入れたNikonのEMで写真を撮ると「みせてみせて」って寄ってくるんです。
だけど、フィルムカメラには液晶モニタなんてついていませんから裏側を覗いて「あれ?」ってなるんですよね。そりゃそうです。
生まれた時からデジカメしかないんだもの。

娘にフィルムって何なの?ってことを説明するのには骨が折れましたが、最終的には「どんなのが撮れてるだろうね?」ってワクワクしながら現像があがってくるのを待ってくれてます。

今までフォーカスエイド満載のデジタルカメラに慣れきっていたので、きっとブレブレだったり、露出不足だったりするんでしょうけど、きっとそんな写真を見ながら笑ったりできる楽しい時間になるんじゃないかなと思っています。

もちろん、デジタルカメラも良いところはたくさんありますよ。
手ブレ補正は強力だし、失敗してもすぐ気がつくからトライ&エラーしやすいし、夜でも身軽に写真が撮れるのも魅力です。
それに、そんなフレンドリーなところがあるから、写真にハマって再びフィルムカメラを持つきっかけになりましたしね。

そのあたりのお話はこちらです。

プリントまでの距離が近い

ある程度の年齢の方なら「そうそう」って頷いてくれるんじゃないかと思うんですが、プリントとの距離感が近いんですよね。 というか、ほとんど必ずプリントが介在します。

フィルムって現像しただけじゃどんな写真になってるかってわかりにくいんです。(ポジフィルムは別として)
なので、同時プリントっていうものがあって、お店で現像を注文すると無料でサービスプリントを付けてくれたりしていました。

またまた、おっさんの思い出話なのですが、20年ほど前の高校生のころ、女子高生のカバンの中には「写ルンです」が2個や3個入ってるのも珍しくなくて、みんなでワイワイやって1本撮りきったら近くの写真屋に持っていってスピードプリントに出していましたっけ。
遊んでる中、ちょいと抜けて現像に出してきて、あがったころに取りに行く。
それをまたみんなで囲んで「これいいね!」とか「焼き増しね」なんてやってたわけです。

なんだか今とやってることはたいして変わらないんですけど、間には実体のプリントがあるんですよね。 しかも、これ1時間かからないんですよ?場合によってはSNSでシェアするより早いかも。

これもありがちな話ですけど、掃除や荷物の整理をしてる時に、ふと古いプリント見つけて「あの時って…」みたいな感傷に浸りやすいところもありますね。(デジタルでもできないわけじゃないですよ。やりやすいか、やりにくいかって違いなだけで)

失敗してるからこそいい写真もある

普通はバシッと決まった写真がいい写真なのですが、ブレてたりタイミングがズレてたりするからこそ楽しめる写真っていうのもありますよね。
現像するまで結果がわからないし、同時プリントが無料だったりするからこそ失敗も明るみにさらされてしまうのですが、そこから生まれる会話もまた楽しい!

最後に昔CANON F-1で撮ったと思われる写真です。(探してたロックな写真は見付かりませんでした。)
たぶん、倉敷大原美術館に行ったときかな?(左上はたばこ屋が燃えているわけではありません。)

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ノスタルジー全開な文章になってしまいましたが、こんなところが私の考える「やっぱりフィルム写真が好き!」ってところですかね。
みなさんの「やっぱりフィルム写真が好き!」はどんなところでしょう?

ところで皆さん「写ルンです」は予約しました?
私はもちろん予約してますよ。