習主席 迎撃ミサイル配備協議の韓国もけん制
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北朝鮮が挑発的な言動を繰り返しているなか、中国の習近平国家主席は、韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領との首脳会談で、「緊張を高めるおそれがあるいかなる行為も慎むよう促す」と述べ、北朝鮮だけでなく、アメリカとの間で最新の迎撃ミサイルシステムの配備に向けた協議などを行っている韓国もけん制しました。
中国と韓国の首脳会談はワシントンで31日、核セキュリティーサミットに先立って行われました。
中国外務省によりますと、会談で習近平国家主席は北朝鮮に対する国連安全保障理事会の制裁決議の完全な履行と、対話による問題の解決を呼びかけました。そのうえで、「朝鮮半島情勢の緊張を高めるおそれがある、いかなる行為も慎み、地域の安全保障上の利益や戦略的なバランスを損なうことがないよう促す」と述べました。
習主席の発言は挑発的な言動を繰り返している北朝鮮だけでなく、アメリカとの間で最新の迎撃ミサイルシステム「THAAD」の配備に向けた協議や、過去最大規模の合同軍事演習を行っている韓国もけん制したものです。
一方、パク・クネ大統領は会談の冒頭、「北による核実験やミサイル発射といった最近の挑発に直面し、韓国と中国の協力が朝鮮半島はもとより東アジアの平和と安定にとってどれほど重要かが改めて示された」と述べ、中韓両国が連携して北朝鮮の挑発を抑止する必要性を強調しました。
中国外務省によりますと、会談で習近平国家主席は北朝鮮に対する国連安全保障理事会の制裁決議の完全な履行と、対話による問題の解決を呼びかけました。そのうえで、「朝鮮半島情勢の緊張を高めるおそれがある、いかなる行為も慎み、地域の安全保障上の利益や戦略的なバランスを損なうことがないよう促す」と述べました。
習主席の発言は挑発的な言動を繰り返している北朝鮮だけでなく、アメリカとの間で最新の迎撃ミサイルシステム「THAAD」の配備に向けた協議や、過去最大規模の合同軍事演習を行っている韓国もけん制したものです。
一方、パク・クネ大統領は会談の冒頭、「北による核実験やミサイル発射といった最近の挑発に直面し、韓国と中国の協力が朝鮮半島はもとより東アジアの平和と安定にとってどれほど重要かが改めて示された」と述べ、中韓両国が連携して北朝鮮の挑発を抑止する必要性を強調しました。