核セキュリティーサミット開幕 核テロ対策が焦点

核セキュリティーサミット開幕 核テロ対策が焦点
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安倍総理大臣やアメリカのオバマ大統領など50か国余りの首脳らが出席する核セキュリティーサミットがワシントンで開幕し、核を使ったテロへの対策などについて意見が交わされました。
核セキュリティーサミットはワシントンで31日夜(日本時間の1日午前)、開幕しました。
初日はホワイトハウスでオバマ大統領が主催するワーキングディナーが開かれ、安倍総理大臣のほか、中国の習近平国家主席や韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領など50か国余りの首脳らが出席して、核を使ったテロへの対策などについて意見を交わしました。
これに合わせて、各国の外相らを集めた会合も開かれ、アメリカのケリー国務長官は「世界には今、隙を狙っているテロリストがいる。われわれは24時間365日、警戒しなければならず、サミットを成功させるため、ともに取り組もう」と呼びかけました。
今回のサミットは2日間の日程で開かれ、ベルギーで起きた連続テロ事件を踏まえて、過激派組織IS=イスラミックステートへの対応策についても協議する予定です。
オバマ大統領は最後となる核セキュリティーサミットで核を使ったテロを阻止するため、国際社会が協力して対処していく方針を確認したい考えで、最終日には合意文書となる「コミュニケ」が採択される見通しです。