慰安婦問題 合意内容を着実に履行し関係前進を

慰安婦問題 合意内容を着実に履行し関係前進を
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アメリカを訪れている安倍総理大臣は、1日未明、韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領と会談し、去年12月の慰安婦問題を巡る日韓両政府の合意内容を着実に履行し、関係のさらなる前進を目指すことで一致しました。
核セキュリティーサミットに出席するため、アメリカのワシントンを訪れている安倍総理大臣は、日本時間の1日午前1時半すぎからおよそ20分間、韓国のパク・クネ大統領と会談しました。
日韓首脳会談が行われるのは、去年12月の慰安婦問題を巡る日韓両政府の合意後初めてで、安倍総理大臣は、「慰安婦問題については、引き続き両首脳のリーダーシップのもと合意を着実に実施していきたい。合意を改めて歓迎し、『日韓新時代』として、関係をさらに前に進めていきたい」と述べました。
これに対し、パク大統領は、「合意を誠実に履行したい」と応じ、両首脳は、合意内容を着実に履行し、関係のさらなる前進を目指すことで一致しました。また、安倍総理大臣が、北朝鮮への対応について、「日韓、日韓米の安全保障協力をさまざまな形で一層深めたい」と述べたうえで、拉致問題を巡っても協力を求めたのに対し、パク大統領は、「油断せず連携しながら北朝鮮の動向を注視したい。拉致問題に関しては、韓国も同様の問題を抱えている。家族の皆さんに寄り添って協力していきたい」と述べました。