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【芸能・社会】

三船美佳 離婚成立 願いかなってうれしい

2016年4月1日 紙面から

高橋ジョージと離婚が成立し涙を浮かべる三船美佳=東京・六本木のテレビ朝日で(稲岡悟撮影)

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 1年に及ぶ離婚裁判をへて、歌手高橋ジョージ(57)との離婚が成立した女優の三船美佳(33)が31日、東京・六本木のテレビ朝日で会見。「願いがかなってうれしい、安堵(あんど)の思いです。娘も喜んでくれました。ゼロから再スタートしたい」などと涙も交えて語った。4月1日は亡き父、俳優三船敏郎さんの誕生日。「良い誕生日プレゼントが贈れると思います」と晴れ晴れとした顔で天を仰いだ。

 三船は会見で「ご迷惑をおかけした」と関係者らへの謝罪の言葉を口にしたうえで「あまりの急展開で私も驚いています」と切り出した。

 オシドリ夫婦と言われた2人の離婚原因については、高橋のモラルハラスメントが取りざたされてきた。三船は「裁判の中で真実を話しているので差し控えたい」と言明を避けた。三船の会見を補足するかたちで取材に応じた代理人の若旅弁護士は、モラハラが裁判の大きな争点になっていたことを認めつつ、「モラハラ問題が実証されたわけではないが、離婚と親権を認められ、争う必要がなくなった。棚上げのかたち」と説明した。

 若旅弁護士によると和解条件として慰謝料や養育費は求めなかった。財産分与については今後話し合いを持つことになるという。また、高橋の長女との面会交流については、「長女の意思をくんで決めることになる」としながら、当面は、高橋が年2回、長女の写真を送ってもらうという条件などで合意したという。

 2人は1998年に結婚。長女(11)をもうけた。しかし、13年12月から別居。14年6月から離婚調停が行われたが、不調に終わり、三船が15年1月に離婚と親権を求めて提訴していた。

 離婚は今年3月29日に電撃的に成立した。若旅弁護士によると、裁判所側が和解に向け熱心に動いたことや、担当裁判官が近く転勤することなどの要素が重なって、急展開での離婚成立となった。通常のケースなら3年ほどかかる案件だったという。

 オシドリ夫婦と言われた2人の、18年での破局。三船は「娘も生まれ、しっかり、やり切った結婚生活だったと思う。いろいろな人生経験を走馬灯のように思い出します」と振り返った。高橋に対しては「また新しいスタートを切ってほしい、と心から願います」との言葉を贈った。

 報道陣から「もう愛情はないのか?」と問われると、無言で大きくうなずいた。そして高橋がボーカルのTHE 虎舞竜のヒット曲「ロード」を再び聴くことは? との問いには「私は聴きません。皆さんで聴いて」と言って笑い飛ばした。

 新たな恋の芽生えについての質問も飛んだが「あるわけないでしょう! 正直、ヘトヘト」と一蹴。「これからは長女の自慢のお母ちゃんになるために頑張ります」と決意をにじませた。

 

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