韓国大統領「歴史問題が日韓関係発展の障害に」
韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領は、アメリカ・メディアとのインタビューで、日韓関係について、北朝鮮への対応など多くの利害を共有する重要なパートナーだとする一方で、「歴史の問題が両国関係の発展の障害になっている」と述べ、歴史認識の問題で日本は韓国に配慮すべきだという考えを示しました。
核セキュリティーサミットに出席するためワシントンを訪れているパク・クネ大統領は、アメリカの大手メディア、ブルームバーグの書面インタビューに応じました。
この中でパク大統領は、日韓関係について、「両国は北の核問題のような安全保障の課題など、多くの利害を共有する重要なパートナーだ」と述べました。その一方で、「歴史の問題が未来志向の両国関係の発展に引き続き障害となっている」としたうえで、「日本政府は昨年末妥結した慰安婦問題の合意の精神を尊重し、未来の世代に対する正しい教育に努力しなければならない」と述べ、歴史認識の問題について、韓国に配慮すべきだという考えを示しました。
日韓両政府は、昨年の慰安婦問題での合意の際、この問題を巡って国際社会で、互いに非難・批判することを控えることを確認していますが、韓国国内では合意への批判が根強いうえ、日本の高校の教科書で、島根県の竹島について、日本固有の領土であることについての記述が増えたことなどへの反発も強く、こうした発言に及んだものとみられます。
この中でパク大統領は、日韓関係について、「両国は北の核問題のような安全保障の課題など、多くの利害を共有する重要なパートナーだ」と述べました。その一方で、「歴史の問題が未来志向の両国関係の発展に引き続き障害となっている」としたうえで、「日本政府は昨年末妥結した慰安婦問題の合意の精神を尊重し、未来の世代に対する正しい教育に努力しなければならない」と述べ、歴史認識の問題について、韓国に配慮すべきだという考えを示しました。
日韓両政府は、昨年の慰安婦問題での合意の際、この問題を巡って国際社会で、互いに非難・批判することを控えることを確認していますが、韓国国内では合意への批判が根強いうえ、日本の高校の教科書で、島根県の竹島について、日本固有の領土であることについての記述が増えたことなどへの反発も強く、こうした発言に及んだものとみられます。