米財務長官「北朝鮮やISには経済制裁重要」

ワシントンで核セキュリティーサミットが開かれるのを前にアメリカのルー財務長官が講演し、核実験を進める北朝鮮や過激派組織IS=イスラミックステートに対する圧力を強めるためには、資金源を断つ経済制裁が極めて重要だとして、国際社会に結束を呼びかけました。
核を使ったテロの防止策などを話し合う核セキュリティーサミットはワシントンで31日から始まり、ベルギーのテロ事件を受けた過激派組織IS=イスラミックステートへの対策を協議する会合や、核実験などを進め挑発的な行動を繰り返す北朝鮮への対応を巡り日米韓3か国の首脳会談が予定されています。
これを前にアメリカのルー財務長官が30日に講演し、金融取引の禁止や資産の凍結などを通じて核開発やテロ行為の資金源を断つ経済制裁について、外交だけで解決できない問題への「極めて強力な手段になってきた」と述べ、その意義を強調しました。そのうえで、北朝鮮への対応についてルー財務長官は、「国際社会の思い切った協調行動が北朝鮮を思いとどまらせる、唯一の道だ」と述べ、中国を含め各国が一致して制裁に当たるよう求めました。
また、ISのような過激派組織に対しても、国際的な金融取引から遮断する制裁は着実に打撃を与えていると強調し、サミットを前に経済制裁の重要性を訴え、国際社会に結束を呼びかけました。