東証1部 株式売買代金 過去最高の706兆円余

東証1部 株式売買代金 過去最高の706兆円余
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昨年度・平成27年度に東京証券取引所の1部で売り買いされた株式の代金は、前の年度を19%上回る706兆円余りとなり、昭和24年に市場が開設されて以来、過去最高になりました。
東京証券取引所のまとめによりますと、昨年度、東証1部で売り買いされた国内株式の代金は前の年度を19%上回り、706兆4333億円となりました。
これは、アメリカのサブプライムローン問題などで株価が大きく変動した平成19年度のおよそ705兆円を超え、昭和24年に市場が開設されて以来、過去最高になりました。また株式の売買高は、前の年度を6%上回る6382億5871万株となり、過去2番目の規模となりました。
これは、中国経済の減速や原油の先物価格の下落などを受けて株価が乱高下し取り引きが膨らんだこと、また、ことしに入ってからの円高で輸出企業を中心に株価が大きく下落した局面で取り引きが増えたことが主な要因で、東京証券取引所では「大量の売買を迅速に処理するシステム更新など、投資家が安心して取り引きできる環境整備をさらに進めていきたい」としています。