蹴球探訪
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(3月16日)
【首都スポ】関東大学サッカー 早大・新井純平主将が誓う 何が何でも40年ぶりリーグ連覇!!2016年4月1日 紙面から
新年度に入り、第90回関東大学サッカーリーグ戦(東京中日スポーツ後援)が2日にいよいよ開幕する。1部リーグ昨季上位校の新主将たちに今季の抱負を聞く連載、「リーダー蹴春トーク2016」の最終回となる今回は、昨年のリーグで19年ぶりの優勝を遂げた早大のDF新井純平(4年・浦和ユース)が語る。U−17ワールドカップ(W杯)に出場した“世界を知る男”はプレッシャーとエースの離脱を乗り越え、早大にとって40年ぶりとなる2連覇の栄光へとチームを導けるのだろうか? (取材・構成、関孝伸) −いよいよ、開幕の日を迎えます。早大は前回覇者として初日のオープニングマッチを戦います 新井「リーグの中で一番大事とも言えるくらいの試合が開幕戦だと思うので、まずはその一戦に勝つことだけを考えています。プレッシャーがないと言ったらウソになりますが、早くやりたい気持ちの方が強いです」 −去年の優勝は、当時の金沢拓真主将の強烈なキャプテンシーによってもたらされたと言っても過言ではありません。主将の重要性を再認識させられました 「チームの状況を見ながら、今ここで何を伝えなければいけないのかを理解できていて、その伝え方もうまいのが拓真くんでした。人の心に響く伝え方でした。ただ、自分としては、拓真くんの統率力を見習いつつ、オリジナリティーも出していきたいです。拓真くんは自らの考えを前面に押し出してまとめていくタイプの主将でしたが、自分はいろいろな人の意見を聞き入れながら最後に自分が決断するというやり方でいきます」 −早大サッカーの伝統的特徴を教えてください 「サッカーの本質はボールを奪ってゴールを取ることと、逆に相手からゴールを守ることだと思うんです。そのための最善の選択は何なのかを一人一人が状況に応じて常に考えて、サッカーの本質をとことん追究するのが早稲田らしさです。サッカーの本質を追究していく上で大事になってくる、泥くささや走り続けて戦い抜くといった部分を一人一人が試合で体現できるように、トレーニングを積んでいます」 −今年のチームが目指しているサッカーを聞かせてください 「縦に速い攻撃が早稲田の印象だと思います。去年のチームは早めに縦に蹴って前線の選手にボールを当ててから展開していましたが、今年は全員が関わりながら前に速く出て行くサッカーを目指します。縦に速いサッカーを追い求めるのをやめたわけではありませんが、メンバーが変わりましたし、速さを出すための手段をいろいろとつくっていこうということです。ワンパターン化しないように、ときにはパスをつなぐことも一つの手段になると考えます」 −今年の目標はリーグ2連覇です 「優勝以外は考えられません。早稲田にとって40年ぶりとなるリーグ連覇を何が何でも達成しなければいけないと感じています。そういう強い思いを込めて、色紙に『絶対連覇』と書きました。リーグ戦を最重要視する方針に変わりはありませんが、今年は総理大臣杯(全日本大学トーナメント)やインカレ(全日本大学選手権)のタイトルも取りにいきます。3冠を貪欲に狙います」 −早大が連覇を狙うシーズンは1997年以来となります。あのときは優勝した翌年に2部リーグ降格という憂き目にあいましたが、その歴史は意識の中にありますか? 「気の緩みが少しでも出たら、降格することも考えられます。去年の優勝をいったん忘れての新たなスタートです。王者としての誇りや自信はありますが、過信になってはいけません。おごらずに、謙虚にならなければいけません。降格当時のOBの方は、『負の歴史を刻んでしまった責任を一生背負い続けて生きていく』という話を自分たちにします。その歴史を忘れずに、一つ一つの試合を危機感をもって魂を込めて戦っていかなければいけないと思います」 −去年の優勝チームから、最終ラインでは新井選手をのぞく3人のレギュラー選手が抜けました 「開幕前の練習試合の話なんですが、無失点に抑えたことがほとんどありませんでした。今季から新たに入る選手一人一人の守れる範囲がまだまだ狭いので、ギリギリのところで体を張ったりして、守れる範囲をもっと広げていかなければいけないと思っています。去年はリーグ最少失点を記録(22試合で19失点)しましたが、今年も最少失点を目指していきます」 −去年のリーグ戦で11ゴールをマークして優勝に大きく貢献したエースFWの山内寛史選手(4年・国学院久我山)が、開幕の2週間前に左足第5中足骨を骨折するというアクシデントに見舞われました。リーグ前半戦は絶望という状況です 「危機的状況ではありますが、チームとしてどうすれば点を取れるかについて、一人一人が向き合ういい機会だととらえています。右サイドバックの自分としては攻撃参加の回数を増やして決定的なクロスをもっと上げる必要があります。去年のリーグ戦では1アシストだけでしたが、おととしは6アシストです。今年は最低でもおととしの記録を超えたいですし、目標としては去年のアシスト王の数字(13アシスト)を目指します。ヒロ(山内)がいないとやっぱり勝てないと言われるのは屈辱的なので、そうならないようにします」 ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」面がトーチュウに誕生。連日、最終面で展開中 PR情報
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