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中東のＵＡＥ＝アラブ首長国連邦のドバイ近郊にある住居用の高層ビルで大規模な火事があり、これまでに６人がけがをしました。

ＵＡＥのドバイ近郊のアジュマンで２８日夜（日本時間の２９日未明）、住居用の高層ビルから火が出て隣の棟にも燃え広がりました。火は消し止められましたが、妊娠中の女性１人を含む６人が煙を吸うなどしてけがをしました。
火事があった現場には１２棟の住居用のビルが建ち並んでいて、現地からの映像では、このうちの１棟で２０階以上にわたって激しい炎が上がり、建物の破片が次々と地上に焼け落ちています。
ドバイでは去年２月に８６階建ての超高層マンションで火事があったほか、去年の年末に６３階建ての超高層ホテルでも火事があり、いずれも火が壁を伝って数十階にわたって燃え広がりました。
今回の火事の原因はまだ分かっていませんが、現地のメディアは去年相次いだ火事と被害の様子が似ていると伝えています。ＵＡＥでは、高層ビルの中には外壁に火が燃え広がりやすい建材が使われているものもあるとの指摘があり、高層ビルの建設を巡る規制の強化などが検討されています。