モンテネグロで日本人ら一時拘束 オウム信者か

モンテネグロで日本人ら一時拘束 オウム信者か
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旧ユーゴスラビアのモンテネグロで、オウム真理教の信者とみられる日本人と外国人およそ60人が、滞在のための必要な手続きを怠ったとして一時拘束され、教団の関係者が依然として海外で活動を続けていることがうかがえます。
現地からの報道によりますと、モンテネグロの首都ポドゴリツァなどにある2か所のホテルで、25日、滞在のための必要な手続きを怠ったとして、外国人およそ60人が一時拘束されました。
拘束されたのはオウム真理教の信者とみられ、そのほとんどはロシアや旧ソビエト諸国の出身者だということですが、日本人も数人含まれているということです。
ホテルで何が行われていたのかなど、具体的な状況は明らかになっていませんが、拘束された人たちはすでに解放され、国外に退去させられる見通しだということです。
モンテネグロを管轄するセルビアの日本大使館は、28日、NHKの取材に対して、「報道は把握しており、詳しい状況を確認している」としています。
今回、一時拘束された集団は、ロシアから訪れたとみられます。ロシアではオウム真理教の活動は禁止されていますが、地元のメディアが治安当局の情報として伝えたところによりますと、現在もヨガ教室を名乗るなどして、54の地域で活動しているということです。
去年10月には首都モスクワで教団の施設が摘発されたことが明らかになっており、教団の関係者が依然として海外で活動を続けていることがうかがえます。