「めざましテレビ」を卒業した加藤綾子アナウンサー【拡大】
4月末でフジテレビを退社し、フリーに転身する加藤綾子アナウンサー(30)が、同局系「めざましテレビ」(月~金曜前5・25)を1日放送で卒業した。あいさつした加藤アナは「最初のころ、アナウンサー辞めたいと軽部さんにもすごい相談して…」と涙を流した。
2008年から8年間、同番組のメーンキャスターを務めた加藤アナ。冒頭、笑顔で「まだこれからが始まり」と、思い出として共演者との写真を笑顔で紹介した。
番組中、つねに卒業の話題に笑顔だった加藤アナだったが、午前7時30分を過ぎたころに「じわじわきている」とコメント。08年10月2日に初登場したときの秘蔵映像が映し出されると「やっ」と大ウケし、出演を振り返るVTRでは「いつもゲラゲラ大きな口をあけて笑って、さらにはなんかかっこいい人を前にすると目がハートに」とやや反省した。
加藤アナは、卒業のあいさつで「なにより入社してから7年半、こうして朝の生活を続けてきたんですが、まさか自分でもここまで続けてこれるとは思っていませんでした」と振り返った。そして、被災地を取材に訪れた際に、地元の人との交流を語ると、思い出したかのように「こんな私でも人の力になれることがあるだなと思えて、ここまでやってくることができました。たくさんの笑顔をみなさんから本当にいただきました」と涙声になった。
共演者、スタッフらに「本当にありがとうございました。素敵な思い出でいっぱいです」と感謝の言葉を口にすると、涙がこぼれた。三宅正治アナウンサー(53)から「激務の中、影では後輩たちにいつも寄り添い、悩みを聞き、育ててくれた。思いは後輩たちの中に、ずっとずっと生き続けることでしょう」とねぎらわれた加藤アナ。「ありがとうございました」と言うと、「最初のころ、アナウンサー辞めたいと軽部さんにもすごい相談して」と告白。そばで聞いていた加藤アナの後任、永島優美アナウンサーも涙を流しながら花束を渡し、感謝を伝えた。