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 携帯電話ゲーム大手のディー・エヌ・エーは1日、運営するゲームサイト「モバゲー」で利用者になりすます不正ログインがあり、最大10万4847件の利用者の情報が盗み見られたと発表した。利用者が登録したメールアドレスを勝手に変更されたとみられるケースもあり、どんな被害があるか調査するとともに、利用者にパスワードの変更を呼び掛けている。

 不正に閲覧されたのは、利用者がIDとして使うニックネームや生年月日、性別、住まいの地域など。現在まで「氏名やクレジットカード情報の閲覧や、仮想通貨の購入は確認されていない」(広報)という。

 3月末、複数の利用客から同社に「身に覚えのないログインがある」との問い合わせがあり、調査したところ、1月9日から4月1日まで海外の二つのIPアドレスから240万回ログインを試行した形跡があった。

 他社のサービスから流出したとみられるIDとパスワードを試している模様で、ID・パスワードが同じだった10万件以上で不正にログインされたとみられるという。