[PR]

 米首都ワシントンで開かれている「核保安サミット」で、日米両政府は1日、京都大原子炉実験所(大阪府熊取町)にある研究用の高濃縮ウラン(HEU)を米国に搬送して処分する計画を新たに表明した。核兵器に転用できるHEUを持たなくすることで、テロリストなどに狙われる危険を回避する。

 オバマ政権が進める世界規模で核物質の保有量を減らす取り組みの一環。安倍晋三首相が1日、サミットで「世界の核セキュリティー強化への大きな貢献だ」と明らかにした。