真・土無 2016年3月14日 いきすぎた教条主義にご用心を

**ご案内**
朝鮮半島で南北大規模交戦が始まったら、どうなるのか？
みなさんで一緒に考える、読者参加型シミュレーションゲーム（机上演習）を
現在開催中です。
主要当事者の立場として、どうすべきか？どうするか？を考えてみてください。
みなさんのコメント次第で、結果は大きく変わります。
過去ログ：
１ http://ameblo.jp/ournamekamikaze/entry-12137612203.html （ゲームの説明、初期設定）
２ http://ameblo.jp/ournamekamikaze/entry-12138024889.html
３ http://ameblo.jp/ournamekamikaze/entry-12138659965.html (現在の状況)
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お邪魔します。

みなさん、「教条主義」という言葉を聞いたことはありますでしょうか？
「聞いたことない」という方が大多数だと思います。
恥じることはありません。三日前の私だってそうでした。
どうやら、この言葉を知られたくない、そう思っている人が多いからです。
そういう人は、「教条主義」という言葉をできるだけ使わないように、
多くの人に使われないように、最新の注意を払っています。

それでは、「教条主義」の「教条」とはどのようなものでしょうか。
教条主義は英語ではdogmatismになりますが、dogmaは日本語になすと
「教義」と訳されます。
教義とは即ち、宗教の教えを体系化したものです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%99%E7%BE%A9
教義は、「誰かが」「何らかの目的で」考え方を体系化したものです。

同じ宗教でも、人によって解釈は異なることは当然であり、
すなわち、同じ宗教でも教義が複数発生することも、当然のことです。
結果として、一つの宗教に対し、数多くの宗派が発生します。

教条主義とは、何らかの教条に固執し、自分の信じる教条は絶対に正しい、
相容れない考え方は絶対悪、という排他的な考え方と定義できます。
きっちり白黒つける、善悪はっきりさせるわけですね。

また、教条主義が成立するには、教条を考えて与える指導者と、
与えられた教条を信じる追従者の両方が必要です。
極稀に、指導者と追従者が同一人物であることもありますが、これは例外です。

教条主義は甘美なものです。

指導者は、成功すれば名誉欲を満たせる。信者が崇めてくれる。
お布施だってしてくれるかもしれない。
周囲の人が、自分が語る教条に従ってくれる。
周りが自分の心を満たしてくれる。

追従者も、心を委ね、何も考えずに、黙って導かれたらいい。
思考停止し、甘い囁きだけを聞いていればいい心地よさ。
そう、羊飼いに黙って導かれる羊のように・・・

お互い、否定することなく、肯定しかない、いっしょに心地良い繭に包まれる。
どう？Win-Winでしょ？何がいけないの？幸せになるしかないんだよ？

ということで、一度、教条主義のよさを実感していますと、
徐々に教条主義から離れられなくなるのですね。
心の麻薬みたいなものです。
そして、どんどん教条主義中毒になり、教条が心の拠り所になってしまいます。

さて、ガチガチの教条主義同士がぶつかりあったらどうなるでしょうか？
互いの教条を受け入れ、連携するのも一手です。
自分の教条と相反しないかぎり、他人の教条を取り入れることについては、
不都合は全く発生しませんから。
結果として、多くの似たような団体が連帯し似たような行動を取るようになります。
もちろん、リーダーの数だけ、団体ができます。

もう一つの選択肢が、潰し合いです。
互いの教条が否定された場合、自分を全否定されているようなものです。
死にものぐるいで戦います。
それこそ、相手が全滅するくらいまで、徹底的に潰し合います。
手を引くことが許されません。
消極的な意見を言うことさえ許されません。

実は、熱心な教条主義者にとっては、適度な強さの敵は都合がいいのです。
敵がでてくると、教条主義の団体は結束します。
結束するきっかけになり、さらに自分の教条へのこだわりを強化することになります。
行き過ぎれば行き過ぎるほど、結束し過ぎます。
集団の殻が固くなり、どんどん固くなり、
自らにとって都合の悪いものを攻撃し始めます。
最悪の場合、実在しない仮想敵を作ってでも、自分の団体をまとめます。

だってそうですよね？
いきすぎた教条主義者は、教条がないと生きていけません。
心が保てません。
自分を守ってくれる教条を守るために頑張る。
本末転倒感がしますが、これが教条主義の極限状態です。

・・・冷静に外から見ると、どうみても「おかしい」ですよね。

教条主義は万人を受け入れます。
どのような団体にも、等しく、教条主義の誘惑があります。
左翼にも、右翼にも。売国にも、愛国にも。
仮に宗教の開祖が教条主義を戒めても、時代が下がるにつれて、
甘美な教条主義を受け入れる者が出て、教条主義が受け入れられることがあります。

宗教団体が分裂するのも、過度の教条主義が背景のことも多いでしょう。
一時期の極左暴力集団の闘争も、教条主義者のぶつかりあいの結果です。
愛国団体の乱立も、熱心な教条主義者が多い証拠ではないでしょうか？

似たような教条を共有する、複数の愛国団体。
リーダーの数だけ存在する愛国集団。
ふとしたきっかけで潰し合いを始める、熱心な教条主義の自称愛国集団。
保守論壇には、熱心な教条主義者が多数、紛れています。
私は先任の者と違い、具体名をあげて誹謗することはしませんが、
みなさんにも心当たりが多数あると思います。

もう、教条主義はやめましょうよ。
今の日本に必要なのは、教条主義ではありません。

自分がどうすべきか自分で考えることができる、
自分で考える頭をもった日本人です。

思考停止させ、そしてよからぬ方向への思考誘導を狙う、
危険な団体の誘惑を断ることができる日本人です。

といっても、教条主義に侵された団体は、どうにもなりません。
教条主義をやめるということは、今の教条を壊すこと。
そんなこと、普通はできません。
ですから、

狂信的な教条主義の自称愛国、自称保守団体は、
なんとしても破壊せねばなりません。

ぱよぱよ日記さんが三島由紀夫を引用していましたね。
http://payoku.requiem.jp/4141
『国家総動員の為には極左のみならず極右も切らねばならない』
国家総動員は、国が指導者となる教条主義の一形態です。
国が指導者、国民全体が追従者、それに相容れない者は切り捨てる必要がある。
まあ、平たく言えばこういうことですよね。
国家総動員という教条に反する教条を有する、
極左・極右の熱狂的教条主義団体は、邪魔でしかありません。
切り捨てる必要がありますね。
その上、弱体化させて、反逆する牙を折らねばなりません。

私としては、仮に国家総動員があった際に、国家に盲従するつもりはありません。
当然、協力すべきことは協力します。
しかし、協力すると明らかに自分にとって不利になる場合は、釣られません。
釣られて嫌な思いをしたら、後悔するのは自分です。

国家総動員があった場合に、何が起きるのか。
どうすれば自分が嫌な思いをすることを避けることが出来るのか。
国家総動員の一例として、朝鮮半島有事からの日本中立宣言が考えられます。
その際、どのような混乱が起き、そして自分はどのように振る舞えばいいのか。
考えたいみなさんは、この投稿の最初で紹介した、
シミュレーションゲームを見てください。
そして、できればコメントを残して参加してください。

お騒がせしました。

そうだ、いい忘れていました。
人の居住実態に最も詳しいのは、実は市役所ではありません。
警察でもありません。
http://blogs.yahoo.co.jp/kamikazewatching/13868253.html
こちらにも触れてあるように、実は郵便局なんですね。
毎日のように職員が町中を巡回していますし、何か変だと思ったらすぐ確認かけます。

一昔前に民営化騒動もありましたけど、
まさか外国人が潜入しやすくするための工作だとしたら、大変困ったことですよね。
外国人が多い下請け会社が入札を通ってしまうと、断るのは大変です。
もともと郵便局の職員は日本国籍保有者以外でもなることは可能ですが、
より外国人が郵便局に携わりやすくなったのは事実です。
民営化した以上、官邸メールでどうにかしろ、ってのも無理な話です。

私としましては、実は、そこまで心配はしていません。
外国人が日本人の居住実態を知ったとしても、だからといって
三国人が泥棒、強姦などの行動に出るとは思いませんし、
仮に、犯罪行為を犯した三国人が捕まり、
郵便局の同胞から情報をもらったことが判明したら、スキャンダルですからね。
起訴を逃れたとしても、しっかりと取り調べられるでしょうから。
公にはもみ消すことができても、情報を流した人はタダでは済みません。
正直言って、ばらすメリットがないんですよ。

有事になった時には、郵便局員が町中の巡回に全面協力することになると思います。
外務の方々、覚悟をしておいてくださいね。

すみません、お騒がせしました。

まとめです。

教条主義とは、何らかの考え方（教義）に固執し、
自分の信じる教条は絶対に正しい、相容れない考え方は絶対悪、
という排他的な考え方です。
教条主義は、同じ教条を共有する者の間では団結力が強まり、
また皆が心理的に満たされるという、精神的に魅力的な考えです。
そのため、いかなる団体も、教条主義的になる可能性があります。

似たような教条主義者の団体が乱立することはよくあります。
これらは連携することも多いですが、お互い敵対する状況が発生すると、
自分の存在意義が問われることになるため、
凄惨な抗争が発生する危険があります。

故に、いきすぎた教条主義の団体は、危険な団体です。
特に自称保守・自称愛国の狂信的教条主義者団体は、
もう日本にとって有害でしかありません。
弱体化させる必要があります。