桂文枝「創作落語の会」で自虐ネタ「昔は良かった」としみじみ
2016年04月01日 23時39分
演歌歌手・紫艶(38)との不倫問題に揺れる落語家・桂文枝(72)が1日、大阪市内の天満天神繁昌亭で「第100回創作落語の会」に出演した。
文枝は1981(昭和56)年から「創作落語の会」を続け、今回の演目「昔は良かったDAY」は261作目となる。
丸坊主姿で登場した文枝はマクラの部分で「昭和56年の3月7日に、第1回をバーボンハウスというところでやりまして、今日で100回目となりました。めでたい記念の会に何か微妙な形で…」と話し、会場の笑いを誘った。
自身の坊主頭については「そのためにこんな頭をしてるんじゃなくて、これは千利休という、大河ドラマの撮影が始まっておりまして、私の出番ももうそろそろ出てくるんじゃないかと思っております」と説明。不倫騒動で頭を丸めているわけではなく、NHK大河ドラマ「真田丸」での千利休の役づくりだと明かした。
また、繁昌亭で行う以前の創作落語の会を振り返り「2か月に一度の開催ということもあり、面白いのができたんですが、このごろは作れる時と、いまいち作れない時との差がありますね」としみじみ。
「先月は『天国のメロディー』というのを作って、これはまぁまぁ。来月はまだチラシにはタイトルが出てませんが『歌声は鏡の向こう側』という、これも結構面白い。今日はその谷間だと思ってください」と話し、再び会場を笑わせた。続けて「しかし、ほんとに昔は良かったなぁ」とつぶやいた後、新作を演じた。
終演後、黒いハンチング帽をかぶった文枝は、出待ちしていた報道陣の前に姿を見せたものの、対応はせず。上方落語協会の次期会長候補者に選出されたことを問われたが、無言で車に乗り込み窓を開けて関係者に手を振ると、足早に繁昌亭を後にした。
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