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多摩大学経営情報学部 助教授
野田 稔さん |
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のだ・みのる ●1957年東京生まれ。81年一橋大学商学部卒業、同年野村総合研究所入社。87年一橋大学大学院商学修士。同社経営コンサルティング一部部長を経て、2001年より多摩大学経営情報学部助教授、リクルートフェロー、ワトソンワイアットジャパン取締役。TBS「ブロードキャスター」などメディアでも活躍。おもな著書に『最新経営イノベーション手法50』(共著、日経BP社)、『企業危機の法則』(角川書店)、『誰にも聞けなかった会社のしくみ』(共著、日本経済新聞社)など。最新刊に『コミットメントを引き出すマネジメント―社員を本気にさせる7つの法則』(PHP研究所)がある。問い合わせ先:アミューズ(電話03-5457-3333)
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このままでいいはずがない、という危機感と、でもまあ、まだ大丈夫だろうというぬるま湯につかった感覚と、両方を持っているのが現代の日本のビジネスマンだ。最新刊で「本気」の重要性を伝えた野田さんは、この状態をゆでガエルに例える。 「カエルを熱湯に入れたら熱くて飛び出しますよね。でも水から入れて少しずつ温度を上げていくと、かなり高温になってもジッとしている。定説ではカエルは温度に慣れていくからだという。しかしこのカエルをビジネスマンと考えると、どうもめんどうくさがってるとしか思えない。危機慣れ、危機ズレをおこしているのではないか」 みんなタイタニック号に乗っている気分なのだ、と例えは続く。豪華客船は沈まないと信じているがリスクは満載だ。 「外部の人からきっかけを与えてもらってもいいから、本気にならなければならないと思う。不況でどこもダメなんだからウチもまあいいかと言っているのは自殺行為です」 本当にやるべきことをすべてやったか。そのはるか手前でほんの少し努力して、その結果が報われないというだけで、やる気を失っていないか。野田さんはこの「やる気、本気」に火をつけなくては、このままではマズイと考えている。個人としてはどうするか。 「私は自分でも過去の仕事を追いかけてみる作業をしました。どんな仕事が納得できたか。どの仕事がイヤだったか。そうすると何のために自分は仕事に取り組むのかが見えてくる。私の場合はコンサルタントだったので、働く人が幸せになることが喜びの源泉だった。そのために新しい発想をし続けることが使命なのだと分かりました」 勤務先が変わっても、企業から大学へと立場を移しても同じだった。自分が主体的にやるべきことを発見する。その仕事に真剣になる。そうやって本気は生まれる。そしてまた、ほめることも野田さんは本気を導き出す要素だという。 「人間は単純です。認める、ほめる、それだけで互いに高め合える。やる気を引き出し合えるでしょう」 野田さんの声は明るくて、よく通る。自分の言葉で話していることが伝わってくる。それは、どこかで仕入れた情報や借り物の判断で自分の人生をズルズルと生きるなと体中で語っているようだ。
(8月18日掲載、文:田中美絵)
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