メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ
|
|
 |
 |
|
会員登録すると直接応募やwebメールでの
送受信など色々な機能が利用できます。 |
|
 |
 |
 |
|
|
 |
|
|
 |
 |
|
|
| |
 |
|
(株)ウーマンズフロンティア 代表取締役
後藤 直子さん |
|
ごとう・なおこ ●1965年生まれ。89年日本アイ・ビー・エム(株)に入社(96年退職)。96年(株)福武書店(現ベネッセコーポレーション)に入社。同社情報企画部門で顧客情報活用企画と業務構築の企画を担当。その後(株)パーソンズに転籍。同社取締役。親会社であるベネッセでのERP(Enterprise Resource Planning)のアウトソーシング事業を新規に立ち上げる(2001年退職)。01年松下電器産業(株)に入社。女性かがやき本部企画担当副参事。同社の社内ベンチャー制度「パナソニック・スピンアップ・ファンド」を活用し、現会社を運営する。
|
|
|
子供を産むか、それとも仕事を目いっぱい続けていくか。女性にとってその選択は想像以上に重たいものだ。全力投球で学び、働いてきた今日までのキャリアを中断したらもう元には戻れない怖さ。だから覚悟を決めて出産したという人は多い。 後藤さんは、そんな女性たちの能力が本当に惜しいと感じて新会社を設立した。ご自身は、覚悟が決められず仕事を選ぶ結果になったという。 「かつて一緒に仕事をしてきた同僚の女性たちの優秀さを、私は身をもって知っています。例えばコンピューター会社では1人あたりの教育研修に1千万円単位の費用をつぎ込んでいます。それによく応えて彼女たちは本当に高いスキルを身につけていました。それは数年のブランクで消えてしまうものではありません」 しかし、現実的に納得できる働き先はほとんどない。子供や家庭を持つがゆえの時間的制約も大きい。後藤さんが考えついた方法は、スキルの高い女性たちをパートナーとして登録し、仕事の発生に応じてプロジェクトチームを組むという新しいものだ。「仕事は私たちが親会社に企画提案をしてきちんと取ってくる。その仕事を納品するために必要なスキル、例えばマーケティング、編集、システム構築などを各個人に担当してもらう形です。派遣ではなく、パートタイムでもなく、フリーランスでもない。自分の専門能力と責任で間違いのない仕事を納品する働き方」 後藤さんは、女性の生活者視点も強みであると実感している。工業立国日本はその優れた技術で次々と新製品を作り出せる。が、使い手の気持ちやライフスタイルをきめ細かくつかんで製品が作られているかと言えば、疑問も残る。その大きな時代の流れを肌で感じ、新しい方向を提案していきたいという。 親会社があるとは言え、なかなか大変なベンチャーを立ち上げてしまったと、後藤さんは笑った。居場所もスキルもさまざまな女性の力をひとつずつ集めて仕事を完成するのは、予想以上に時間が必要だ。でも、クライアントがその仕事を新しい息吹だと感じてくれることが喜びだと言う。誠実で筋の通った女性だ。 (9月15日掲載、文:田中美絵)
|
|
|
|
|