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未承認薬リストを公開…医薬品機構、重病患者の治験参加受け
独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」は31日、未承認の治験薬リストを公開した。厚生労働省が、がんなどの重い病気で有効な治療法がない患者に対し、人道的な見地から未承認薬の治験に参加できる「拡大治験」制度を創設したことに伴う措置。
リストには、製薬会社から報告のあった615件の治験情報が書かれており、患者と主治医は同機構のホームページを見て、製薬会社に拡大治験の実施を要望。製薬会社が参加の是非を判断する。拡大治験は、受けてきた治療や病状などから通常の治験の対象外とされた患者も参加できる。通常の治験が終わり、国の承認待ちになっている薬も対象になる。製薬会社が拡大治験を行わない判断をした場合、患者は主治医を通じて厚労省に不服申し立てができ、省内の有識者による検討会議が協議する。
615件中、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬などのがん治療薬が約200件を占めた。治験の情報は毎月末に更新する。
ホームページ(https://www.pmda.go.jp/review-services/trials/0016.html)には、それぞれの未承認薬について問い合わせ先の電話番号、メールアドレスも掲載されている。