「おはスタ」涙で卒業　「世界一幸せ者」おはポーズ考案のレイモンドも登場

　声優の山寺宏一さんが1日、19年間MCを務めたテレビ東京系の子供向け情報バラエティー番組「おはスタ」（毎週月〜金曜午前6時59分）を卒業した。同番組の放送が始まった1997年10月からメーンMCを務めてきた山寺さんは「心から感謝してます。世界一幸せ者です。最初は断ろうと思った。でも引き受けて本当によかった。みんなが『山ちゃんおっはー！』てやってくれて、笑顔でパワーをもらった。みんなを笑顔にするお手伝いができたかな。最後にお願いです。思いやりのある人になってください。これからも『山ちゃんおはスタ見てたよ、おっはー！』といってください。本当に今までありがとうございました」と涙であいさつ、最後の「おっはー！」を決めた。

　

　「おはスタ」は、学校で流行っているものや最新ホビーなど子供向けの情報のほか、大人にもためになる情報を紹介する生放送番組で、「おーはー！」というあいさつは流行語にもなった。番組に登場する「おはガール」からは、女優の蒼井優さん、松岡茉優さん、小島藤子さん、タレントのベッキーさん、モデルの山田優さん、フリーアナウンサーの平井理央さんらも輩出している。

　「サヨナラのかわりに　ありがとうSP」と題して、歴代の出演者らも続々登場。番組スタート時に共にMCを務め、「おはー！」のポーズも考えたというレイモンド・ジョンソンさんがサプライズで登場すると、思わず涙で絶句。山寺さんは「レイモンドがいなかったら、おはスタはこうなってなかった。いつもみんなのことを明るくしてくれた」と感謝の言葉を述べ、出演者全員の「サヨナラのかわりに」の合唱に送られ、スタジオから送られた。

　4月6日から番組はリニューアルし、声優の花江夏樹さんと小野友樹さんが新メーンMCを務める。