もともとは沖縄県の八重山諸島にのみ生息していたサキシマハブが近年、糸満市内で生息域を広げながら増え続けている。市は2年前から捕獲器100個を設置し駆除を始め、ことし3月までに、サキシマハブ146匹、ハブ64匹を捕まえた。市によると「米須や大度の捕獲器に入っていた約8割は外来種のサキシマハブだった。4月からは捕獲器をさらに100個増やして対応する」という。(南部報道部・下地広也)
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関係者によると、糸満市内に生息するサキシマハブは1976年、糸満市米須の観光施設から盗まれた約100匹が野外に捨てられ、それが繁殖したものとみられている。70年代、沖縄本島内数カ所の施設では、ハブ酒やマングース決闘ショー用として、サキシマハブやタイワンハブなどが持ち込まれていた。
2003年、市米須小学校でハブの目撃情報が相次いだため、捕獲器を設置してサキシマハブ36匹、ハブ2匹を捕獲した。その後、市は防護壁を設置するとともに、捕獲器での駆除を続けている。
本島内でサキシマハブにかまれる被害のほとんどは、糸満市内で発生している。県の統計では、05年から10年間で、糸満市内で毒ヘビにかまれた人は87人、そのうちの約2割はサキシマハブによるものだ。
八重瀬町のハブ捕り名人・座波務さん(61)は「サキシマハブは、米須を中心に、伊原、真壁、摩文仁など広範囲に生息している。最近では八重瀬岳でもよく見られるようになった」と話す。今後、外敵が少なく餌が豊富な南部地域で、さらに生息域を広げていくとみている。
■生態系に影響
サキシマハブとハブは同じクサリヘビ科だが、ハブの標準サイズは1メートル30センチ、サキシマハブは80センチと一回り小さい。ハブに比べて動きは鈍く、毒の強さは半分ほど。体色は、ハブは黄色っぽい地に黒褐色の斑紋が入る個体が多いが、サキシマハブは色や模様がさまざまだ。
サキシマハブとハブは、食性にも違いがある。ネズミが主食のハブに対し、サキシマハブはカエルやトカゲなども捕食する。県衛生環境研究所が12年から2年間、糸満市と八重瀬町でサキシマハブ156匹を捕獲し胃の内容物を調べた結果、ネズミなどの哺乳類、爬虫(はちゅう)類、両生類がほぼ同じ割合で出てきた。なかには、天然記念物・クロイワトカゲモドキも出てきたことから、今後、本島南部の生態系に影響を与える可能性も指摘されている。サキシマハブとハブの交雑個体6匹も捕獲されている。
県衛生環境研究所・主任研究員の寺田考紀さんは「糸満市内に定着したサキシマハブ全てを駆除するのは難しい。行政や地域、関係機関が連携し、根絶に向けた対策を立て、駆除を続けていくことが必要」と話した。
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