[速報]Visual Studioに無料でXamarinが追加。無料のCommunity EditionでもiOS/Androidネイティブアプリが開発可能に。Build 2016

2016年4月1日

マイクロソフトは3月にXamarinの買収を発表しています。Xamarinとは、C#でiOSとAndoridのネイティブアプリケーションが開発できるソフトウェアです。

Xamarinはこれまで商用ソフトウェアとして十数万円から二十数万円の年間ライセンス料金で販売されてきました。しかしマイクロソフトは買収後のXamarinを、無料でVisual Studioの追加機能にすると、米サンフランシスコで開催しているイベント「Build 2016」で発表しました。

これでマイクロソフトはVisual Studioを、Windows、iOS、Android対応のネイティブアプリケーション統合開発ツールへと推し進めたことになります。モバイルアプリケーションのデベロッパーにとって、より魅力的な存在になることは間違いないでしょう。

Xamarinを追加料金不要でVisual Studioに追加

マイクロソフトExecutive Vice President スコット・ガスリー氏。

fig

10日前にXamarinの買収が完了した。これで今後の計画をみなさんに正式に公開できるようになった。

今日から、Visual StudioでXamarinが追加料金なしで利用可能になると発表する。

これはVisual Studio EnterpriseとProfessional、そして無料のCommunity Editionでもだ。(会場拍手)

fig

また、Mac対応のXamarin Studioは、Xamarin Studio Community Editionとして個人や小規模の開発チームに無料提供する。

まだある。Xamarinのランタイムなどをオープンソースとし、.NET Foundationに寄贈する。

fig

また、UnityとRed Hatが.NET Foundationに参加したこともここで発表する。

fig

iOS Simulator on Windowsも登場

この発表の前に、Xamarinの共同創業者であるMigel de Icaza氏がXamarinのデモで登場。

fig

最新機能として、Windows上で稼働するiOSのシミュレータ「iOS Simulator on Windows」を発表しました。

fig

関連記事

Xamarinを国内で販売しているエクセルソフトの田淵義人氏が、今回の発表についての記事を公開しています。

このエントリーをはてなブックマークに追加
follow us in feedly

タグ : Android , iOS , Microsoft , Visual Studio , 開発ツール



≪前の記事
[速報]マイクロソフト、Bot開発用フレームワーク「Microsoft Bot Framework」を公開。Slack、Skype、メール、SMSなど対応。Build 2016

Loading...

Blogger in Chief

photo of jniino Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。新しいオンラインメディアの可能性を追求しています。
詳しいプロフィール


Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed



Publickey 最新記事 10本

Publickey Topics 最新記事 10本


PR - Books


fig

fig

fig

fig



blog comments powered by Disqus