オリンパス損失隠し 証券会社元社員らに5億円賠償命令
大手精密機器メーカー、「オリンパス」の損失隠しに関わったとして起訴された証券会社の元社員らに対して、会社側が賠償を求めた裁判で、東京地方裁判所は、元社員らに5億円の支払いを命じる判決を言い渡しました。
オリンパスは、過去の決算で1000億円を超える損失隠しがあったことについて、当時の経営陣や監査役のほか、証券会社の元社員ら5人も関わっていたとして、賠償を求める訴えを起こしています。
このうち、損失隠しに関わったとして起訴された証券会社の元社員、横尾宣政被告(61)と羽田拓被告(52)について判決が言い渡され、東京地方裁判所の永谷典雄裁判長は、「2人が協力しなければ、巨額の損失隠しが長期化することはなかった」と指摘し、会社の請求どおり2人に5億円の賠償を命じました。
判決について横尾元社員は、弁護士を通じて、「刑事裁判で無罪を争っている段階でこのような判決が出たことは不服で控訴したい」とコメントしています。
また、羽田元社員の弁護士は、「内容を精査しておらず、控訴については今後検討したい」と話しています。
2人は、去年、刑事裁判でいずれも実刑判決を言い渡されていて、東京高等裁判所に控訴しています。
このうち、損失隠しに関わったとして起訴された証券会社の元社員、横尾宣政被告(61)と羽田拓被告(52)について判決が言い渡され、東京地方裁判所の永谷典雄裁判長は、「2人が協力しなければ、巨額の損失隠しが長期化することはなかった」と指摘し、会社の請求どおり2人に5億円の賠償を命じました。
判決について横尾元社員は、弁護士を通じて、「刑事裁判で無罪を争っている段階でこのような判決が出たことは不服で控訴したい」とコメントしています。
また、羽田元社員の弁護士は、「内容を精査しておらず、控訴については今後検討したい」と話しています。
2人は、去年、刑事裁判でいずれも実刑判決を言い渡されていて、東京高等裁判所に控訴しています。