光回線1年経過
昨年の3月に関東在住の友人が自宅を新築しまして、
「フレッツ光を契約して高額キャッシュバックをもらって、かつ月額料金を安くしたい!」
という相談を受けました。
当時私も光回線への乗り換えを検討していたので2つ返事で依頼を引き受けて調査し、下記の記事にまとめました。
1年前に検討した時の結論としては以下の様になります。
- ドコモ光などの光卸売サービスは「既存光回線ユーザー向け」なので高額キャッシュバックがない!
- 新規に光回線を契約する人はFVNOじゃなくて、価格.comなどからフレッツ光に高額キャッシュバックをもらって加入するのがお得!
- 光回線の高額キャッシュバックは2015/03/31までの可能性あり!
- 光回線を新規に引く人は高額キャッシュバックをもらった後に、割安プロバイダに転用すると月額維持費を安く出来てお得!
昨年は新規に光回線を引くタイミングだったので「高額キャッシュバック狙い」がまずは第一!
そして1年経過して、高額キャッシュバックも受け取ったそうなので
「去年言っていた割安プロバイダへの転用はどこへ移れば良いの?教えて!」
との連絡が(^o^;
と、いう訳で年度末ではありますが1年経過後の光回線の移行先はどこが安いのか検討してみましょう!
現状プランの確認
まずは現在加入中のプランを確認します。
友人はBIGLOBEの「BIGLOBE光パックNeo with フレッツ ファミリー(ファミリーおとく割)」に加入中です。
月々の料金の内訳は下記の様になるのかな、と。
この一番右側の料金で検討して比較しないと意味がないので(長期的に見てどこが安いのか検討するため)、最終的な毎月の料金を見ていきます。
また、これ以外にも光電話も契約しているそうなので、料金は下記表の様になります。
【BIGLOBEフレッツ光料金】
BIGLOBE月額料金 | 1,000円 |
---|---|
フレッツ光月額利用料 | 5,700円 |
にねん割値引き | -700円 |
NTT工事費 | なし |
ひかり電話 | 500円 |
合計 | 6,500円 |
という訳で、月額6,500円の支払いになります。
光電話もつけて月額6,500円以下になるプロバイダーや光コラボレーション(FVNO)に移行する必要があります。
また、NTT東日本の「にねん割」の途中で解約すると10,260円の違約金が発生しますので「auひかり」や「NURO光」への移行は今回比較対象外とします。
プロバイダー乗換と光コラボ転用
実際の選択肢としては2つの選択肢があります。
フレッツ光の「プロバイダーを乗り換える」のと、フレッツ光の卸サービスを利用したFVNO(仮想固定通信事業者)のサービスである「光コラボレーションへの転用」の2つを選ぶことが出来ます。
プロバイダー乗換検討
「プロバイダー乗り換え」はフレッツ光のベース料金は変わらず、プロバイダーの料金だけが変動する事になります。
ちょっと調べた中では「GMOとくとくBB」が月額490円になって割安で良さそうです。
ですが、割安なプロバイダー料金490円は24ヶ月目までの期間限定で、25ヶ月目以降は月に760円に値上がります。
これだとBIGLOBEのプロバイダー料金1,000円と比較して
1,000円 - 760円 = 240円
となりまして月額240円安くなるだけです。
BIGLOBE月額料金 | 6,500円 |
---|---|
GMOとくとくBB月額料金 | 6,260円 |
ウムム大して安くならないですね(-_-;
他のプロバイダーも調べましたけどどこのプロバイダーも最初の12ヶ月間や24ヶ月間が安いだけで、その後はプロバイダー料金が値上がりします。
2年毎にプロバイダーを移っていけばこの24ヶ月の割安を各社で受けられますけど、スマホならいざ知らず光回線を2年毎に乗り換えるなんて面倒臭すぎます(=_=;
うーん。
割安プロバイダーへの移行はイマイチですね~。
光コラボレーション転用検討
続いては光コラボこと、FVNOの光コラボレーションへの転用を検討してみましょう!
そもそも光コラボレーションとは何かと言いますと・・・
「光コラボレーションモデル」について
NTT東日本より光アクセスサービス(フレッツ光)等の提供を受けた事業者様が、自社サービスと光アクセスサービス等を組み合わせて、お客様へサービスをご提供するモデルを、光コラボレーションモデルといいます。
光コラボレーションモデルでは、光コラボレーション事業者様が自社サービスと光アクセスサービス等を組み合わせた新たなサービスを、お客様にワンストップでご提供いたします。
NTT東日本 | 光コラボレーション事業者様が提供する、光アクセスサービスへの移行(転用)のお手続き | 各種お手続き | サポート | フレッツ光
ということで、NTT東日本やNTT西日本のフレッツ光の回線をNTT自らが卸サービスとして提供し、FVNO各社がNTTから借りた光回線を自前のサービスであるかの様に一体となってサービス提供するものを指します。
通常フレッツ光はNTT東日本が「フレッツ光」部分のサービスを提供し、プロバイダーが「インターネット接続」部分を担当します。
ですが、光コラボレーションの場合には1つの事業者が「フレッツ光とインターネット接続」をセットで提供するのが特徴です。
昨年話題になった「ドコモ光」とか「SoftBank光」とかがこの光コラボレーションに該当します。
またフレッツ光からこの光コラボレーション事業者に移る事を「転用」と呼びます。
「転用」について
「フレッツ光」をご利用中のお客様が「お客さまID」や「ひかり電話番号」はそのままで、光コラボレーション事業者様がご提供する サービスに切り替えることを「転用」といいます。
光コラボレーション事業者様からのご提供に切り替わるサービスは、光コラボレーション事業者様とのご契約に変更となります。
転用のお手続きは、NTT東日本および、光コラボレーション事業者様とのお手続きが必要となります。
転用時には「お客さまID、ひかり電話番号はそのまま」で移る事が出来るので、
「自宅の電話番号が変わってしまうんじゃ?」
という心配がいらないのが良い所です(^-^)v
そして現在、光コラボレーション事業者の数を調べてみたところ・・・
「光コラボレーションモデル事業者様」及び「お取り扱いサービス」一覧
・・・
上記の表は物凄いスクロール出来てしまって、全部の光コラボレーション事業者を数えてみると・・・
292事業者
が存在しています。平成28年3月31日現在で。
こんなにも乱立しているんですね(^o^;
しかもコレはNTT東日本の話でNTT西日本の分は含んでいないので、全国で見れば600事業者くらいいるんでしょうかね?
いずれにしても多すぎますね~。
とてもじゃないけど全事業者なんて比較出来る訳がありません(-_-;
光コラボレーション事業者を調査
ちょっと有名ドコロの光コラボレーション事業者を調べてみる程度にしておきましょう(^o^;
So-net 光 コラボレーション
最初は「So-net 光 コラボレーション」。
プロバイダーのSo-netが提供している光コラボになりますね。
一戸建ての場合月額料金が5,700円になりますね。
So-net 長割 for 光 コラボレーションは30カ月の契約期間があります。自動継続となり、ご契約いただいている限り、ずっと割引が適用されます。
そこから「So-net 長割 for 光 コラボレーション」の500円引きが適用になり、5,200円。
光電話をつけると+500円なので月額5,700円になります。
転用前のBIGLOBEの月額料金が月額6,500円になりますから、月額800円の割引になりますね(^-^)v
また、auのスマホを利用されている方は「So-net 光 コラボレーション×auセット割」が適用されて最大で1,200円引きになります。
auのスマホを使っている人は「So-net 光 コラボレーション」の利用を検討されてみても良いかもしれません♪
U-NEXT光コラボレーション
続いてはMVNOの「U-mobile」のサービスを提供している株式会社 U-NEXTがおくる光コラボ「U-NEXT光コラボレーション」です。
一戸建ての場合月額料金が4,980円になりますね。安い!
これに光電話の500円を足すので、月額5,480円になります。
またMNVNOの「U-mobile」とセットで使うと更に安くなるようです。
ただ、2回線以上MVNOを使わなければいけないので、対象となる方は少ないかもしれません(^-^;
Softbank 光
Softbank 光も光コラボレーション事業者です。
決してソフトバンクが全国に光回線を引いてサービス展開している訳ではありませんから、注意しましょう(^o^;
戸建ての場合、月額5,200円になります。
これに光電話の500円がプラスされて月額5,700円ですか。
So-net光コラボと同じ金額になりますね~。
またSoftBankのスマートフォンや携帯電話を利用していると「おうち割 光セット」が適用になり最大で月額2,000円割引になります!
おうち割 光セットとは.
おうち割 光セットとは自宅のネットをSoftBank 光にすると、スマートフォンのご利用料金が毎月割引となるキャンペーンです。ご家族の携帯代も割引となります。
友人はソフトバンクの携帯を使っていると言っていたので、1,522円引きか500円引きになりますね。
3年目以降だと1,008円引きになる方なら、SoftBank光を候補としてあげても良さそうですね!
この「おうち割 光セット」は携帯やスマホの台数分割り引いてくれるのが特徴です。
おうち割 光セットで家族のiPhone のご利用料金も割引に!
固定通信サービス1回線につき携帯電話回線(スマートフォン/タブレット/携帯電話)最大10回線まで割引となります。
最大10台まで値引きしてくれるそうなので、家族皆がソフトバンクを使っている場合にはかなりの割引になります(^-^)v
この先もずっとソフトバンクのスマホを使う予定でしたら検討してみても良いと思います♪
と、光コラボに事業者の292社ある中の3社程を見てみました。
auやSoftBankのスマホを利用している人は、その割引を受けられる光コラボ事業者と契約するのが安く済んで良さそうです(^-^)v
他にも各MVNO(格安SIM)事業者が光コラボ事業者もやっていたりするので、自分の利用しているMVNOとセットで使える所を利用するのも手でしょう。
他にはスマホや携帯電話を利用していない人は、単純に月額の安い光コラボ事業者を探してそこと契約するのが安くするコツだと思います。
いずれにしてもフレッツ光のキャッシュバックをもらった後に、光コラボに移行しないのは月額が高くつきますので、移行を検討されるのをオススメします!
まとめ
- 「新規にフレッツ光を引いて1年経ってキャッシュバックをもらったから安い移る先を教えて!」と友人から依頼が(^-^;
- 「プロバイダーの乗り換え」はプロバイダー料金(500~1,000円程度)が安くなるだけで大して節約にならない(-_-;
- 「光コラボへの転用」の場合には、月額料金を下げられ代金の支払いも一本化できる。
- 光コラボは家族のスマホと連携した割引を受けられる事業者を選ぶのが安くするコツ!
- スマホや携帯電話を使っていない人は単純に月額料金の安い光コラボへの転用がオススメ!