市川森一脚本賞に足立紳さん

市川森一脚本賞に足立紳さん
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優れた新進の脚本家に贈られることしの「市川森一脚本賞」に、去年NHKで放送されたドラマ「佐知とマユ」の脚本を手がけた足立紳さんが選ばれました。
この賞は、数々の人気ドラマの脚本を手がけた市川森一さんの功績をたたえて3年前に設立され、今後の活躍が期待される優れた新進の脚本家に贈られます。
去年1年間にNHKや民放で放送されたり、インターネットで配信されたりしたドラマの中から、ことしの受賞者には、去年3月にNHKで放送された「佐知とマユ」を手がけた足立紳さんが選ばれました。
足立さんは鳥取県出身の43歳。「佐知とマユ」は、幼い頃に母に捨てられスーパーのアルバイトで生計を立てる門脇麦さん演じる佐知と、佐知の家に転がり込んできた家出少女で広瀬アリスさん演じるマユとの心の交流を描いた作品で、巧みな人物描写や社会性をとらえた設定が評価されました。
足立さんは「受賞はとてもうれしくて励みになります。仕事がないころ、深夜のコンビニエンスストアでアルバイトをした経験から着想を得ました。これからも笑いを大切にして作品を作っていきたいです」と話していました。