中国 無錫で日中友好の桜が満開に

中国 無錫で日中友好の桜が満開に
日本人の有志で作る団体が30年近く植樹を続け、桜の名所となっている、中国の江蘇省、無錫の公園で、桜の花が満開となり、日中の交流イベントが開かれました。
中国・江蘇省の無錫にある※げん頭渚(げんとうしょ)公園は、日本人の有志で作る団体が28年前から桜の植樹を続けてきたことなどから、今では3万本を超える桜が植えられていて、中国有数の桜の名所となっています。
桜の花が満開となった25日は、日本の団体のメンバーや地元政府の関係者らが参加して交流イベントが開かれ、植樹などが行われました。
ことしは中国に留学する日本人や中国人の大学生らおよそ50人も和服姿で参加して、「日中友好」などと書かれたプレートを植樹した桜の枝に掛けていました。
また、特設のステージでは、日本側の代表者が尺八などの演奏を、中国側の代表者が歌や踊りを披露して、訪れた人たちを楽しませていました。
公園を訪れた中国人の男性は、「来年は日本に行って桜を見てみたい」と話していました。
植樹を続けている団体の新発田豊会長は、「日中の市民の友好が両国の平和につながると信じて、これからも毎年心を込めて桜を植えていきたい」と話していました。
※「げん」は、「元」をかんむりに、「蠅」の右側を下に書く。