都内で29日、「そのうち小猫改メ二代目江戸家小猫襲名披露公演」が行われた。
口上では父親の江戸家猫八と、落語協会最高顧問の三遊亭圓歌と鈴々舎馬風が登場。馬風は「親父の猫八が小猫になったときはいかにも小猫って感じでかわいかったけど、今度の小猫はノラ猫って感じ」と落語家らしい言葉で盛り上げた。
また、応援で登場した内海桂子は「親が偉いからって親のまねしなくていい。お父っつぁんよりずっといいよ!」と得意の江戸っ子口調で小猫を褒めた後、自作の都々逸を披露した。
最後に、猫八と小猫の親子2人で、ウグイス、秋の虫、蛙の親子などの物まねをたっぷりと披露。猫八は「僕のお父っつぁん(先代の猫八)が10年前に死んで、しばらくして僕が猫八になったが、ずっと猫八の隣に小猫がいなかった。これからは新しい猫八・小猫として頑張りたい」と目を潤ませた。