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衆参同日選「首相、腹固めている」…二階氏見解

読売新聞 3月31日(木)8時57分配信

 【ニューヨーク=岡部雄二郎】自民党の二階総務会長は30日午前(日本時間30日深夜)、ニューヨーク市内での同行記者団との懇談で、次期衆院選と夏の参院選を同じ日に行う「衆参同日選」について、「安倍首相はもう相当腹を固めているのではないか」と述べ、首相が同日選に踏み切る可能性があるとの見方を示した。

 2017年4月からの消費増税の先送りの是非については、「このたびの政局を占う上で最大の問題点だ。首相は衆院解散について相当思い切った決断をする用意があるのではないか」と語った。首相が衆院を解散する場合は、増税先送りの是非を国民に問うことを理由に挙げるとの考えを示したものだ。

 27日から訪米中の二階氏は滞在中、国連や米政府の要人らと相次いで会談し、自らが旗振り役となって制定にこぎつけた「世界津波の日」のアピールに努めた。

最終更新:3月31日(木)10時35分

読売新聞