埼玉、栃木、群馬の3県境が確定で調印式

埼玉、栃木、群馬の3県境が確定で調印式
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明治から大正にかけ県境だった川が埋め立てられて以降、あいまいなままだった、埼玉県、栃木県、それに群馬県の3つの県の境界が確定したことを受けて、埼玉県加須市で31日、調印式が行われました。
埼玉県と栃木県、それに群馬県の3つの県の境界は、もともと渡良瀬川の中に
ありましたが、明治から大正にかけて行われた遊水地の整備で埋め立てられて以降、あいまいな状態が続いていました。
このため、ことし1月から測量などの調査が進められ、境界が確定したことを受けて、埼玉県加須市と栃木県栃木市、それに群馬県板倉町の市長と町長が加須市に集まり、境界を定めた文書への調印式が行われました。
式典のあと市長らは3県の境界点に移動して、記念のプレートを確認し、境界が確定したことを祝っていました。
埼玉県加須市の駒宮敏之課長は「県境が確定したことで、3つの自治体の絆が深まったと思います。今後も3つの自治体が連携して、境界点の具体的な活用方法を考えていきたい」と話していました。