STAP細胞論文の著者だった理化学研究所の元研究員、小保方晴子氏(32)が31日、STAP細胞の作製手順などを記したホームページ(HP)を公開した。小保方氏は、理研が否定したSTAP現象の存在を主張しており、HPで「将来、他の科学者がSTAP細胞を作製できるよう、手順を公開する」としている。
【写真】全文英語の小保方氏ホームページ
HPの名称は「STAP HOPE PAGE」(スタップ ホープ ページ)で、全文英語で表記。「STAP細胞を発見した」と発表した当時の資料のほか、理研による検証実験の写真や図表、自身が行ったとするSTAP細胞の作製過程で使った薬品やその濃度なども示した。
小保方氏は2014年1月、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(現多細胞システム形成研究センター、神戸市中央区)の研究ユニットリーダーとして、万能細胞の「STAP細胞」を作ったと英科学誌ネイチャーに発表。画像や文章に不自然な点が発覚し、理研は小保方氏にねつ造と改ざんがあったと認定した。論文は14年7月に撤回され、成果は白紙に戻された。(山路 進)
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