2016/03/31 Thu 18:59更新

救急搬送落下事故 隊員を不起訴

金沢市内で去年7月、高齢男性が救急車に乗せられる直前でストレッチャーから落下し大けがをした事故で金沢地検は当時搬送にあたった金石消防署の救急隊員3人を不起訴としました。この事故は去年7月、金石消防署の20代から30代の男性救急隊員3人が体調不良を訴えた90代の男性患者を搬送する際、誤ってストレッチャーから1メートル下の地面に落下させたものです。この事故で男性は左足のつけ根を折る大けがをしました。警察は今月、男性の搬送にあたった救急隊員3人を業務上過失傷害の疑いで書類送検しましたが金沢地検は今月28日付けでこの3人を不起訴としました。不起訴とした理由について金沢地検は「反省していることなどを考慮した」としています。金石消防署の玉作秀二署長は「事故以来、隊員の指導、教育を徹底してきた。再発防止に努めたい」とコメントしています。