さしこの誓い　選抜総選挙連覇＆アジアツアー開催

　アイドルグループ「ＨＫＴ４８」の全国ツアー「サシコ・ド・ソレイユ　２０１６」（４都市６公演）が３０日、地元のマリンメッセ福岡（福岡市）でファイナルを迎えた。「第８回ＡＫＢ４８選抜総選挙」（６月１８日開票、ＨＡＲＤ　ＯＦＦ　ＥＣＯスタジアム新潟）に立候補した指原莉乃（２３）は公演前の会見で、史上初の連覇を目標に掲げるとともに、１位になった暁には、応援してくれるファンへのご褒美としてアジアツアー開催への意欲をにじませた。

　２月６日に名古屋でスタートし、東京、神戸を回った今回のツアーはサーカスがテーマ。地元にファン８０００人が詰め掛ける中、指原と宮脇咲良（１８）が地上１５メートルの高さでワイアーにつるされながら登場し、フライングで華麗に宙を舞った。

　「サシコ・ド・ソレイユ」のタイトル通り、オープニングから圧倒的な存在感を見せつけた指原は、地元でファイナルを迎えたこの日、立候補を表明した今年の総選挙に向けて「前田敦子ちゃんも大島優子ちゃんも、誰も見ていない景色…連覇という目標を達成したいと思っています」とあらためて決意表明した。

　一昨年は１位になれずに滝行、昨年は１位になって水着コンサート開催などユニークな公約を守ってきた指原だが「今年は公約を立てない予定です」と消極的。それでも「水着コンサートは（順位に関係なく）やる。公約は掲げず、どこでもすぐ水着になります」と宣言した。どうやら昨年水着姿でステージに立った快感が忘れられないようだ。

　今月２２日に発売したソロ写真集「スキャンダル中毒」に向けボディーケアを続けてきたそうで、「おっぱいマッサージ？　もちろんやってます。（スタイルが整っている）今のうちに脱いでおきたい」と笑わせた。

　「公約ではなく、１位になったときのご褒美は？」と取材陣が問うと、「中国にもファンがたくさんいるのでＨＫＴとしてアジアツアーを開催したい」とぶち上げた。

　アンコールでは、７月１１・１２日に福岡サンパレスホールから始まり、九州、四国、山陰を１０都市回るホールツアーの開催が発表されたほか、新チーム「チームＴＩＩ」に研究生１０人が昇格することも発表された。

　今ツアーで人生初のフライングに挑戦し、「次のコンサートへのアイデアが浮かんだ」と手応えを口にした指原。「サシコ・ド・ソレイユ」の次は、国内外でリオならぬ“リノ（莉乃）のカーニバル”だ。

　アンコールでは兒玉遥（１９）がセンターポジションを務める７枚目シングル「７４億分の１の君へ」（４月１３日発売）をサプライズで初披露した。同曲はＨＫＴ４８初のウエディングソング。くしくもこの日、藤原紀香と片岡愛之助が結婚したことに、指原は「おめでとうございます。楽屋でも（メンバーの間で）話題になっていました」と祝福。指原自身の理想の結婚相手を問われると、「お金がある人。現実的ですみません」と苦笑していた。