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四代目江戸家猫八さんが死去、66歳 十八番は「ウグイス」の鳴きまね 3月9日に入院、2週間足らずで急逝

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四代目江戸家猫八さんが死去、66歳 十八番は「ウグイス」の鳴きまね 3月9日に入院、2週間足らずで急逝

江戸家猫八さん=2012年2月、東京・大手町(栗橋隆悦撮影) 江戸家猫八さん=2012年2月、東京・大手町(栗橋隆悦撮影)

 動物鳴きまねなどの芸で知られる四代目江戸家猫八(本名・岡田八郎=おかだ・はちろう)さんが21日に進行胃がんのため死去していたことが31日、分かった。66歳だった。落語協会が同日、発表した。25日に近親者のみで密葬を済ませた。喪主は妻のシゲ子(しげこ)さん。後日、お別れの会を開催する予定。

 今年1月末に胃がんが発覚したが、2月にテレビ番組「徹子の部屋」の収録などを行っていた。容体が悪化し、3月9日に入院したが、わずか2週間足らずでの急逝だったという。

 昭和34年から、江戸家小猫としてテレビ出演を始めた。43年に高校を卒業後、父の三代目江戸家猫八に入門。47年に落語協会に入会し、寄席へ出演するようになった。歌舞伎役者から寄席芸人に転じた祖父(初代江戸家猫八)から代々伝わってきた名人芸で人気を博した。ニワトリやイヌ、カエルなどの動物のまねのほか、コオロギやスズムシなどの昆虫のものまねも定評があった。

 中でも小指を口にくわえて鳴き声をまねる「ウグイス」は十八番で、野鳥の鳴きまねには特に力を入れていた。動物の鳴きまねの研究のため、上野動物園などをよく訪れていたほか、野鳥の鳴きまね研究では、日本各地はおろか、東南アジアなどの野鳥の生息地に出かける熱心さも知られていた。

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