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【大相撲】

貴乃花親方が執行部離れる 日本相撲協会、職務分掌発表

2016年3月31日 紙面から

 八角新体制となった日本相撲協会は30日、エディオンアリーナ大阪で理事会を開き、各親方の職務分掌を発表した。

 八角理事長との理事長互選に破れた貴乃花理事は、協会常勤でナンバー3の総合企画部長から外れ、執行部(協会本部)を離れた。ただ、新たに就いた巡業部長も重要な職務だ。

 貴乃花理事は「(巡業の)日数が多いにこしたことはないが、数より内容。力士が稽古することが相撲界の繁栄につながる。お客さまに来ていただいて成り立っている。毎日汗をかくこと。その姿を見ていただくのが大事」と話した。

 新体制の目玉は、執行部と現場の意思疎通。これまで執行部は5人だったが、今回の人事では巡業部、審判部の副部長が新たに常勤に。さらに、地方場所担当の親方3人が原則的に常勤することになり、人数は倍増した。

 八角理事長は「(現場のことが)私たちに伝わりやすいし私たちのことも伝わりやすくなる。横のつながりを強くして意思疎通を早くする。前から思っていたことがようやく実現しました」と話した。

新十両の佐藤と握手する貴乃花親方(右)=エディオンアリーナ大阪で(永井響太撮影)

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