NHK平成28年度予算 国会で承認

NHKの平成28年度予算が、31日の参議院本会議で、自民党、公明党、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党、新党改革などの賛成多数で承認されました。NHK予算はすでに衆議院で承認されており、これで国会で承認されたことになります。
NHKの平成28年度予算は、事業収入は7016億円、事業支出は6936億円となっていて、夏に開催されるリオデジャネイロオリンピック・パラリンピックや、今のハイビジョンより高画質な8K・4Kと呼ばれるテレビの試験放送への対応など、放送の充実に予算を重点的に配分しています。
このNHK予算は、31日、参議院総務委員会で審議と採決が行われたのに続いて、参議院本会議で採決され、自民党、公明党、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党、新党改革などの賛成多数で承認されました。
一方、民進党、共産党、社民党、生活の党と山本太郎となかまたち、日本を元気にする会などは反対し、おととしと去年に続いて全会一致ではありませんでした。
NHK予算は、衆議院では今月24日の本会議で承認されており、これで国会で承認されたことになります。
また、参議院総務委員会では、▽協会は、不祥事の頻発を踏まえ、綱紀を粛正し、再発防止策とコンプライアンスの徹底に努めるとともに、組織一体となって信頼確保に取り組むことや、▽政府は、憲法で保障された表現の自由などに鑑み、放送事業者の番組編集については、引き続き事業者の自主・自律性を尊重することなどを求める付帯決議が、全会一致で採択されました。