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【サッカー】

レスター岡崎、プレミア初Vへ「緊迫感楽しむ」

2016年3月31日 紙面から

シリア戦から一夜明け、羽田空港でファンに囲まれる岡崎(中)(國島紗希撮影)

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 サッカーの2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア2次予選E組で1位突破を決めた日本代表の欧州組は30日、羽田、成田の両空港からそれぞれの所属クラブへと戻った。イングランド・プレミアリーグで首位を走るレスターのFW岡崎慎司(29)は初優勝へ向けたカウントダウンに入る残り7試合に向け、「緊迫感を楽しむ」と気持ちを新たにした。

 キャプテンマークを左腕に巻いて日本代表として通算100試合出場を飾るなど、周囲からかつてないほどの祝福を浴びたシリア戦から一夜、羽田空港に姿を現した岡崎は、まだ前夜の余韻に浸っていた。だが、大勢のファンと報道陣を引き連れて向かう出発口は、代表モードからプレミアモードへと切り替わる場所。残り7試合となり、いよいよ初優勝へと最高潮を迎える“レスター・フィーバー”を見据え、「個人的にし烈な戦いになる。その緊迫感を楽しみたい」と言い切った。

 そのために、自らにノルマを課した。ここまで29試合出場で5得点。豊富な運動量を後ろ盾に相手のパスの出所にプレッシャーをかける守備はチームへの貢献度大も、「FWとして貢献したかというと、そうではない」と分析する。だからこそ、「あと2、3点は取って、FWとして活躍したと思ってもらえるようなシーズンにしたい」と言葉に力を込めた。初優勝への重圧が高まる中で勝利に直結するゴールを量産し、「Okazaki」の名前を世界中の人々の記憶に刻むつもりだ。

 レスターで2トップを組むイングランド代表FWバーディーも、26日のドイツとの親善試合で逆転勝利に導く超絶的なヒールシュートを決めた。「あいつはやれるやつなんで、負けないように頑張ります」と同僚の活躍も発奮材料となっている。「とにかくがむしゃらにやるというのがテーマだった」という今季。残り試合も岡崎らしく遮二無二に走りきり、奇跡の物語を完結させる。 (宮崎厚志)

 

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