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【大リーグ】

川崎、開幕マイナーに発奮3ラン 「クビだよと言われて傷ついた」

2016年3月31日 紙面から

チームから首だと言われ傷ついた、と話すカブスの川崎=メサで(社英夫撮影)

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◇カブス9−5アスレチックス

 大リーグは29日、各地でオープン(OP)戦を行い、ヤンキースの田中将大投手(27)が先発したフィリーズ戦は4回終了後に降雨中止となった。田中は4イニングを7安打1失点、5奪三振、1四球とまずまずの内容で2年連続開幕投手の座を確実にした。カブスの川崎宗則内野手(34)はアスレチックス戦の6回守備から出場し、8回にOP戦1号の3点本塁打を放って2打数1安打3打点。今春はOP戦通算打率3割8分超と好調だったが、開幕は傘下マイナーで迎えることになった。レッドソックスの田沢純一投手(29)はツインズ戦の7回に登板し、1/3イニングを無安打1失点、2四球。試合はこの回途中に雨でコールドゲームとなった。

 開幕マイナーでも、川崎は指揮官のハートはがっちりとつかんだ。8回無死二、三塁。観客席から大きな「カワサキ」コールが飛ぶ中、右中間へ今春初アーチとなる3ランをたたき込んだ。「すごいのが出た。米国に来て初めての当たり。辞めないでよかった」。時事電などによれば、川崎は喜色満面で語った。

 規定により、いったん契約を解除して新たにマイナー契約を結び直した。「チームから『首だよ』と言われた。自分では(厳しさを)分かっていたつもりだけど、傷ついた。30分後に『契約し直してくれ』と。すぐにサインしました」と、ジェットコースターのような一日を振り返った。

 マドン監督は、今季中に川崎がメジャー昇格すると確信している。「(開幕メジャーに)足りなかった物は何もなかった。欠けていたのはチャンスだけだ。今はメンバーがそろっているが、シーズンは長い。必ず(開幕ベンチ)25人以上が必要になる。今季のチームの成功にとって、きっと大きな戦力になってくれるはずだ」。ムネリンの挑戦は、まだ終わらない。

 

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