蹴球探訪
フロンターレと陸前高田市
築かれた新たな絆
(3月16日)
【プロ野球】由伸・巨人、開幕4連勝でストップ2016年3月31日 紙面から
◇DeNA6−3巨人DeNAが連敗を3で止めた。0−3の5回に荒波の2点適時打など5連打と2死球による押し出しで逆転。モスコーソは直球を軸に7イニング3失点。巨人はプロ初先発の桜井が5回途中4失点と粘れず、開幕からの連勝は4で止まった。 ◇ サクラが散り、由伸巨人のロケットスタートも止まった。開幕5戦目での初黒星。「勝つことがうれしいなあと思った半面、こうやって負ければ悔しいですし」。3点をリードしながらの逆転負け。高橋監督の言葉にも実感がこもった。 上げ潮ムードが暗転した。3点リードの5回。先発のルーキー桜井が捕まり、逆転を許した。1死から5連打を浴び、ロマックにはチェンジアップが抜けて同点の押し出し死球。「ここで打たれちゃいけないという場面で打たれてしまった」と振り返った右腕が目の前にあったプロ初勝利の権利をこぼした。 後手に回る展開に指揮官のストレスもたまる。7回の守備ではベンチを飛び出し、球審に駆け寄った。「アウトか、セーフかを確認してもらえませんか」。今季から導入された本塁でのクロスプレーのビデオ判定を要請、初めて適用された。 「際どいプレーは見てもらえるということですから。見てもらうのが当然じゃないですか」。セーフの判定は変わらなかったが、チームの先頭に立って勝利を目指す姿勢を示した。 1年生監督の球団最多となる開幕5連勝は逃した。それでも、会見の最後は「いつかは負けるときも来るわけですから」と視線を上げた。ドラ1右腕とともに勝つことの難しさを痛感した横浜の夜。苦い味をいかに栄養に変えるか−。それもまた、指揮官としての重い仕事だ。 (井上学) PR情報
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