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人の職業を笑うな

you can (not) find a vocation

プレスラボを退職する理由が見当たらない


カツセマサヒコです。
プレスラボという編集プロダクションで、一日中ツイッターをしています。入社2年弱です。

2月くらいからいろんなところで退職話を聞くようになり、退職エントリーもここ2日くらいでたくさん見かけました。春ですね。

飲みの席では誰かの退職話があがるたびに、「カツセはどうすんの?」と聞かれます。そんなに辞めそうな雰囲気があるのでしょうか?

そこまで周りから「どうすんの?」と聞かれると、いやでも独立や転職をイメージしてみるのですが、この4月に関しては退職する理由が一切見当たらなかったので、このまま残ることにしました。

過去にもいくつか「退職しませんでしたエントリー」を見かけましたが、僕もそれを書いてみようと思います。



◼︎退職しない理由


・勤務時間が決まってない
勤務時間が決まっていないので、何時に出社してもいいし、何時に帰ってもいいのです。通勤ラッシュに巻き込まれることがほぼなくなったので、僕の寿命は3年くらい伸びた気がします。


・私服で勤務できる
前職は5年間、スーツだったんです。スーツ、ビシッと着れたらカッコイイんですけど、めちゃくちゃ疲れてるのにスーツ着るの、マジでしんどいんです。だから私服がうれしい。やわらかい服を着ていたいです。


・頑張ったぶんだけ評価される
こう見えても妻子持ちなので、稼がなきゃならんのです。安定して暮らしたいから基本給が欲しいし、そう考えると会社員がいい。でも、努力が評価されたいからインセンティブも付いてほしい。そんなワガママが、プレスラボにきて実現できました。もう前職より高い年収をもらえています。がんばろう。仕事ください。


・社員が少ない
いま10人いないくらいです。2年弱にして、上から数えたほうが早いくらいの社歴になりましたが、でも上下関係なんてほとんどないし、みんなで刺激しあってる感じも好きです。「いい編集ってなんだろうね?」みたいな意識高い話も、わりと頻繁に社員間でします。


・変化が激しい
社内ルールも仕事の仕方も、どんどん意見を言って、みんなで変えていきます。経営陣にただただ感謝なのですが、社員の意見をこんなにぶつけやすい会社って、本当に少ないと思う。とくに最近入った新人はズッバズバものを言うタイプなので、僕はたまに社長がかわいそうに思えます。


・やりたい仕事をやれる
社員が「仕事を断る権利」を持っています。新規案件がきたとき、キャパがキツかったら断ることができます。つまり、やりたい仕事だけやれます。(とはいえ稼がなきゃだから、お金のために受ける仕事もありますし、経営判断で受けておくべきと判断されたものは、受けます)


・個人の仕事も受けられる
売上は会社に立つのですが、個人として仕事が受けられます。このおかげで僕は生かしてもらっているところが大きいです。引き続きお仕事お待ちしております。


・書くのたのしい、編集たのしい
たぶん転職前は、「ライター名乗れればオッケー」くらいのテンションでいたところもあるんですけど、なってみたら、めちゃくちゃ奥が深いし、壁も高いことがわかりました。ゲームで言う「やりこみ度」がすごい。飽きない。だから他業種はちょっとまだ考えられない。


・見本にしたい人が多い
先輩後輩とわず、盗みたいと思うスキルを持っている人が社内に多いです。だからそれらを吸収し終えるまでは、少なくとも続ける価値があるかなと思っています。




◼︎だから退職しません

このエントリーは銀座線の渋谷→浅草間で書いてるんですけど、電車のなかで浮かんだのはそのくらいでした。

もちろん、もっと刺激的な会社はあるでしょうし、もっと好条件な会社もあると思います。

でもまだ独立できるほど安定して仕事が来ているわけではないし、編集スキルもライティングスキルもへっぽこです。

だからもう少しここで自由にやらせてもらって、勉強して、そこから踏み出したいと思います。別にフリーにならなくても、個人仕事は受けられるわけだし。

中長期的にやりたいことも、ようやく見えてきつつあります。その目標に向けて標準あわせつつ、次のステップをどう踏もうか、どう吸収していこうか、考えながら走ろうと思います。


4月からもプレスラボのカツセマサヒコをよろしくお願いします。


では。