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千葉大が寺内容疑者の卒業認定取り消し

スポーツ報知 3月31日(木)14時55分配信

 行方不明だった埼玉県朝霞市の女子生徒(15)が2年ぶりに保護された事件で、未成年者誘拐の疑いで31日に逮捕された東京都中野区内の大学生・寺内樺風(かぶ)容疑者(23)が在籍している千葉大(千葉市稲毛区)が同日、容疑者の卒業認定及び学位授与を取り消したことを発表した。

 寺内容疑者は、2011年4月に同大工学部に入学し、今年3月23日に卒業していた。

 千葉大では、寺内容疑者の身柄が静岡県伊東市で確保された翌日の29日に、工学部の教授会を開き、容疑者の卒業認定などについて議論した。同大はこの日、「『学位授与の方針』では、社会規範の遵守を求めているところ、当該学生の行動は懲戒処分事由が疑われ再考の必要があるため、一旦、卒業認定及び学位授与を取り消し、卒業を留保することを決定しました」とコメントした。

 また同大ではこの日、学生懲戒委員会を設置。捜査状況を見ながら、容疑者の処分について検討していく。

 なお千葉大によると、学則で「学年は4月1日に始まり翌年3月31日に終わる」とされており、容疑者の大学における学籍は「3月31日」まで存続しているという。

最終更新:3月31日(木)14時55分

スポーツ報知